表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

141/297

ギムとマールまでニュータイプ!?

ドワーフもホビットも酒が絡むとぶっ壊れるでござるな

さて尻尾を巻いてルイーゼママから戦略的撤退を余儀なくされた俺だが、まだ些かランチには早いな。

なのでランチの時間までのんびりするつもりでいたんだが、俺の思惑は(毎回の事だが)今回も成就する事は叶わなかった・・・。

城に帰還するなり何故かドワーフのギムとホビットのマールに取り押さえられてしまった!

一体何事だ!?

2人共物凄く興奮しています!

「リオン様ワシらにも是非ともリオン様秘蔵の酒を下賜して欲しいんじゃあ〜!」

「右に同じだよー!僕達ホビットにもリオン様秘蔵のお酒を下賜して欲しいよ〜!」

?・・・コイツらどうして秘蔵の酒の事を知っているんだ!?

「・・・何故俺が秘蔵の酒を所持していると思うんだ?」

一応問いただすと2人共唾を飛ばしながら、

「ワシらドワーフを舐めるなぁー!!こと酒に関しては、ワシらドワーフは神をも超えるのじゃぁぁ!これはワシらドワーフのカンなのじゃあ!」

「お酒に関しては僕達ホビットも引けは取らないよ〜!今回もホビットのカンだよー!リオン様今更おとぼけは無しだよー!ネタは上がってるんだよ〜!」

・・・なんだ!?いくら酒限定とはいえ、ドワーフとホビットが皇妃並のニュータイプ能力を持っているというのか!?

ドワーフとホビットの酒に対する執念、侮れぬ!

ぐぬぬ・・・。

この様子だと、『なんの事だ?』とか、『知らんなあ』などと言おうモノならそれこそ命懸けで食い下がってくるだろうな・・・。

全く実にめんどくさい( ¯ࡇ¯ )メンド

致し方無い。さっさと地球から高級ウイスキーを召喚して下賜して、厄介払いするとしますかね。

それぞれに、ホワイトホースとジョニーウォーカー等各種高級ウイスキーを(大量に)マジックバッグに入れてやった(*^^*)

(またしても)2人共ホクホク顔で帰っていったよ・・・。

まぁ結果的に、あの2人のお強請りのお陰でもうすぐランチの時間になったから、ここはポジティブに考えますか!


ではでは、嫁達お待ちかねのランチである。

前菜はあっさりとした湯葉。

昆布と鰹節を効かせたダシをベースに醤油、みりん、砂糖で味を整えた特製タレでどうぞ。

2品目はカマボコの刺身。薄く切ったカマボコを醤油で食べるシンプルな1品(*´ω`*)

メインは俺特製の、『ねぎま鍋』だ!

鍋に入れたブツ切りの極太ネギを、中トロと大トロと共に醤油ベースの濃厚ダシ汁でよく煮込んだ俺の自信作!刮目して食べるがよい!

スープは京風の白味噌仕立ての味噌汁。具材は揚げナスとタマネギ。

快盗ルイーゼがマジックバッグに料理をポイポイ収納しているのを横目に、酒と共にランチでござる!

「リオン!?このねぎま鍋という料理美味いのじゃあ♡マグロにネギの風味が合わさってとても美味なのじゃあ!松尾純米大吟醸お代わりなのじゃあ!」

「リオンさん♡カマボコのお刺身美味しいですぅ♡私これ大好きになりましたぁ♡松尾純米大吟醸お代わりですぅ♡」

「リオン様♡湯葉とカマボコのお刺身と松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「・・・ねぎま鍋美味しい♡・・・お代わり♡・・・カマボコのお刺身美味しい♡またまたお代わり・・・松尾純米大吟醸お代わり♡・・・。」

「ぐぬぬぅ・・・!お腹の子供の大好物の中トロと大トロがこれほど美味しく食べられるとは!?今までねぎま鍋なる料理を知らなかったとは!私はお腹の子供に顔向けできませぬぞぅ!せめてものお腹の子供への贖罪に!中トロと大トロを食べまくりますぞぅ!!どんどんお代わりを持て〜!松尾純米大吟醸もお代わりだぁー!」

・・・今頃子供はお腹の中で泣いてると思うぞ・・・。

「リオン神様♡私とお付達に湯葉とカマボコのお刺身とお味噌汁と松尾純米大吟醸お代わりです♡」

「リオン様ぁぁぁー!このねぎま鍋美味しいよぉ♡大トロ絶品だよぅ♡まさか食べられる日がくるなんて思わなかったよぅ♡湯葉はあっさりしていてコレまた美味しいよぉ♡松尾純米大吟醸お代わりだよぅ♡」

「リオンちゃん♡このねぎま鍋なる料理スゴすぎるの!トロがネギの風味でまるで別物の美味しさなの!ネギにはトロの旨味が加わって最高なの♡カマボコの刺身がまたちょうどいいアクセントなの♡松尾純米大吟醸お代わりなの♡」

「どひゃー!なのです!驚き桃の木山椒の木なのです!ブリキにタヌキに洗濯機なのです!美味しすぎるのです♡ねぎま鍋の中のネギが美味しいのです♡マグロに至っては極上の味なのです♡湯葉は高貴なる味なのです♡カマボコはもう顎が外れるくらい美味しいのです♡味噌汁の白味噌はとても上品な味わいなのです♡疾風迅雷なのです!隠忍自重なのです!荒唐無稽なのです!百人一首なのです諸行無常なのです!とにかくまずは松尾純米大吟醸お代わりなのです♡」

・・・まぁ嫁達は大満足だった様だな。

こちらも作った甲斐があったというモノだよ♡

後半に続く(キートン山田風♡)


果たして午後はどんなハプニングが待ち受けているやら・・・。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ