ダ竜とダ女神の禅問答!?
ダ竜もダ女神も人外なので毎日徹夜しても平気です♡
ある日、何時もの朝食を(大量に)食べ尽くされた後で、遠くからダ女神の歌が聞こえてくる。
「すきすきすきすきすき〜すき♪あ〜い〜して〜る♪」
最近ダ女神の事でわかった事がある。
その日の朝ダ女神がどんな歌を歌ったかで、前夜どんなアニメを徹夜で観たか予測できるのだ。
「あ〜♪あ〜♪な〜むさんだ〜!♪」
・・・一応解説すると、昨夜ダ竜とダ女神が観たアニメは、こまっしゃくれた子供の坊主が腹黒い大人達をとんちでやり込めるという実に教育的(?)なアニメである。
因みに『とんち』とは、ダジャレ、こじつけ、屁理屈等、手段を選ばず腹黒い大人をとっちめる事を指す。
この歌はOPだな。
「ははうえさま〜♪おげんきで〜す〜か〜♪」
今度はEDか。ダ女神達は相当気に入ったみたいだな。
「ムーちゃん!そもさんですぅ!」
「うむ、せっぱなのじゃあ〜!」
・・・因みにこのやり取りは、所謂『禅問答』をする際の一種の掛け声だ。
本来なら仏教の経典の意味や解釈を論ずるんだが・・・。
ダ竜とダ女神の禅問答か・・・。ろくでもない問答になる予感しかないな。
「ムーちゃんに問いますぅ。リオンさんの中でぇ〜、1番いい匂いがする場所はどこでしょうか〜?」
_(┐「ε:)_ズコー!言うに事欠いてなんちゅー問いかけをするんだダ女神!
全く品性の欠片もないぞ!
「フッフッフッ考えるまでも無いのじゃあ!リオンの中で1番いい匂いがする場所とは!ワキの下じゃぁぁ!」
・・・俺のワキをクンカクンカしている美少女・・・。湧き上がる背徳の香りがパねぇなオイ。
「甘い!甘いですぅ!ムーちゃんは砂糖よりも甘いですぅ!リオンさんの中で真に雅な匂いは!股間の太くて長い・・・」
「スタァァァァァァァップ!!!!」
ダ女神め!お前はどうしてもこの作品をR18にしたいらしいな!!
「え〜何でダメなんですかぁ〜?マーフちゃんは創造神なんですぅ〜。この世界で1番偉いんですぅ〜!」
お前こそ甘いぞダ女神!なろうの規約は創造神よりも強いのだよ(*^^*)なろうがその気になれば、創造神ですらBAN出来るのだよ。
やれやれ危ない所だったよ。
え?結局どこがいい匂いだったかって?
・・・2人とも譲らなくて、最後は2人がかりで俺の全身をクンカクンカしまくったよ!
中々に気持ちよく・・・ゲフンゲフンッ!・・・いやはや酷い目にあった。酷い目だったら酷い目だったのだ!
さて俺は仕事だ。
そう言えばドワーフのギムから相談事があると言われていたのを思い出した。
早速転移でドワーフの集落へGo!
「・・・金属の精錬に必要な木炭が足りない?」
ギムに会って開口一番にそう言われた。
「そうなんじゃ。今までは、エルフ達が住む森から木材を伐採しておったんじゃが、最近森の木から美味しい木の実やキノコが生えてくる様になったとかで、エルフ達が木の伐採に難色を示す様になってのう。わしらも困っておったのじゃ。」
・・・間違いない・・・俺の栄養素撒き散らしによる大地の力のマシマシ事件の弊害だコレ・・・。
するとドワーフ達の木炭不足の原因は俺にあったのか!?
そりゃミオが問題視する訳だよ。
ん?
パンがなければケーキを食べればいい、じゃ無いけど、木炭がなければアレを燃やせばいいじゃ無いか!
「なあギム。お前達もドワーフなら、燃える石って知らないか?」
そう。俺の前世においての所謂石炭だ。
「・・・リオン様はドワーフでも無いのによく知っとるのう!無論知っておるが、アレを木炭の代わりにするには些か無理があるぞい。」
「というと?」
「アレは火力は或る意味木炭以上なのじゃが、如何せん燃やした時に出る煙と煤が洒落にならん!1度使ってみた事があったんじゃが、その場にいたドワーフ全員が真っ黒クロ助になってしまったわい。」
その時、俺は閃いた!
石炭がダメなら、コークスがあるじゃないか!
コークスの作り方は非常にシンプルだ。
木材を、酸素を遮断して蒸し焼きにすれば木炭になる。
同じく石炭を酸素を遮断して蒸し焼きにするとコークスになる訳だ。
コークスなら、燃焼の際に石炭程の煙や煤が出ない。
その事を、ギムに伝えると・・・。
ギムと、何処に潜んでいたのやら、大勢のドワーフ達に抱き着かれた!嫌なムギュウ!
・・・しばらくは夢に出てきそうだよ><
ともあれ、木炭問題もまたミッションコンプリートだ。
そろそろお昼時だな。
腹を空かした愛する嫁達の為に帰還しますかね。
ではランチだ。
今日は前菜に、何時ものサラダに茹でた豚肉をのせて、おろしポン酢をかけた、冷製しゃぶしゃぶサラダだ。
メインはポークソテー、所謂豚肉のステーキだ。ニンニクベースのソースで召し上がれ。
主食はご飯にたっぷりの自然薯のトロロをかけて醤油を混ぜた、所謂トロロ飯だ。
スープはお馴染みの豆腐の味噌汁だ。
それではランチじゃあああ!
「ポークソテー美味いのじゃぁぁぁ♡ニンニクのソースが美味いのじゃぁぁ♡ビールお代わりなのじゃぁぁぁ♡」
「トロロ飯美味しいですぅ♡まるで水みたいにお腹に入りますぅ♡ビールお代わりですぅ!」
「しゃぶしゃぶサラダ美味しいです♡おろしポン酢がとてもよく合います♡ビールお代わりです!」
「ポークソテー美味い♡・・・トロロ飯も美味しい♡・・・ビールお代わり・・・。」
「リオン様♡お腹の子供からの要求でござる!大至急ポークソテーとしゃぶしゃぶサラダとトロロ飯とビールお代わりですぞぅ♡」
相変わらずロゼッタはブレない奴だな・・・悪い意味で!
「リオン神様♡しゃぶしゃぶサラダとトロロ飯と味噌汁お代わりです!」
「トロロ飯美味しいよぅ♡凄くお腹に優しいよぅ♡ビールお代わりだよぅ♡」
「リオンちゃんトロロ飯美味しいの♡しゃぶしゃぶサラダもポークソテーも美味しいの♡これで午後のお昼寝も熟睡出来るの!」
・・・おーい、ミオさんや。仕事しろよ〜!
・・・俺はふりかけご飯だよ文句あるか?
トロロ飯はスタミナが着くのです!




