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リオンの秘密兵器

リオンのベッドに予想外の伏兵!?

さて、(シュールな)宴も終わり、不貞寝する為に俺は聖域であるベッドへと向かった。

流石に今更ベッドで布団被る嫁は居るまい。粗方孕ませたしね。

・・・と、そう思っていた時期が俺にもありました・・・。

「リオンちゃん!待っていたの!」

(俺の)ベッドの上に、身体は中学生(お胸様はスーパーモデル)のミオが仁王立ちしておられます・・・。

・・・いやもう何処からツッコんで良いやら・・・。

てか布団被って丸まってすらいないじゃねえか!

「リオンちゃんはヘタレなの!何で今迄この爆乳美少女のミオに手を出さないの!有り得ないの!今時鋼の理性を持つオトコなんて流行らないの!さっさとスル事スルなの!早いとこ妊娠してマーフちゃんをギャフンと言わせるの!」

・・・ムードの欠片も無い口説き文句だなオイ!

口説き文句でディスられるとは思わなかったよ><

てか実際に「ギャフン」なんて言う奴居るのか?

なんて事を考えてると、いきなりミオにベッドへと引きずり込まれた!

「もう埒が明かないの!ヘタレのリオンちゃんにはこうするしか無いの!いざ!突撃なの♡」

俺はそのままミオに押し倒されて・・・


ーーー朝まで自主規制。ご想像にお任せします♡ーーー


うーむ(;-ω-)毎度の事ながら朝日が黄色い・・・。

そして隣にはお肌ツヤツヤのミオが。

朝メシを作りに行くと、コレまた予想通りに、

「昨夜はお楽しみでしたね♡」×17

ミオは、(それでなくとも大きな)胸を張って、

「昨夜念願の子種を貰えたの♡代わりに爆乳美少女ミオの初めてをあげたの!子種ゲットだぜ〜!なの♡」

・・・うん、見た目中学生のドヤ顔は中々にシュールだ。

念の為に鑑定して見ると、『妊娠中』とある。

どうやら無事懐妊した様だ。

さて(些か腰が痛いが)朝メシを出すかな。

今朝はまずホットケーキだ。

令和の時代だとパンケーキと呼んでいたけど、前世が昭和世代の俺にはやはりホットケーキの呼び名の方がしっくりくるな。

焼きたてをお好みでバターやメープルシロップで召し上がれ。

因みにメープルシロップは、本来楓の木の樹液を煮詰めて作るモノだが、どうやらこの世界には楓の木が存在しない様なので、やむなく地球から召喚した。

スープは変わり映えしないが、コンソメスープだ。

いざモーニングでござる!

「美味いのじゃぁぁ!このホットケーキというモノはいくらでも食べれるのじゃぁ♡チューハイお代わりなのじゃあ!」

「ホットケーキ美味しいですぅ♡上にバターのせると更に美味しいですぅ!ビールお代わりですぅ!」

「リオン様ホットケーキどんどんお代わりです♡チューハイもお代わりです♡」

「・・・ホットケーキ美味しい♡お代わり・・・コンソメスープも美味しい♡・・・・お代わり・・・ビールもお代わり・・・。」

「甘い!甘いぞぅ♡たったこれだけの量で私のお腹の子供が満足すると本気で思っているのか!?舐めるなぁぁぁ!もっと大量にバンバンお代わりを持て〜!」

「わぁぁぁ♡ホットケーキだぁー♡施設で院長先生がよく作ってくれたよぅ♡あの時は1人1枚しか食べられなくて物足りなかったけど、其れが食べ放題だなんて夢みたいだよぅ♡ごくっ相変わらずコンソメスープ美味しいよぅ♡」

因みにシルフィーとお付達、ミオはメープルシロップの味にフリーズしている様だ。

しばらくして再起動すると、案の定俺に詰め寄って来た!

「リオン神様!あのキラービーの蜂蜜に勝るとも劣らないこの魔法の液体は一体!?お願い致します!是非ともコレを我らエルフに下賜してください!」

やはりな。プーさんエルフならそういうと思ったよ。

ミオはミオで、

「リオンちゃん!このメープルシロップはまたしてもミオの好みにどストライクなの!ちょうどいいの!ミオの懐妊祝いなの!すぐに供物として献上するの!今すぐ出すなの!」

コイツもコイツでプーさん精霊だからなぁ・・・。

まぁミオの言い分も尤もだ。

シルフィー(とお付達)とミオに地球から召喚した(業務用スーパーで売ってる)2ℓの徳用メープルシロップを大量に出して下賜した。

・・・ヤレヤレ、朝からひと騒動だったよ。


では仕事するかな。

と言っても何時もの様に、(視察という名目で)ブラブラするんだけどね♡

因みに亜人や人間達には、(当たり前だが)各自武器を持たせている。

其れを俺が全て魔改造している訳だ。

例えばドワーフはバトルアックスやウォーハンマーを好んで使いたがるから、

『インパクト』・・・・命中した瞬間に相手に凄まじい衝撃波を与える。ワイバーンも一撃で仕留められる。

『必中』・・・・攻撃が必ず命中する。

といった具合だ。

エルフとホビットの長弓や短弓には、

『壊れない』・・・・読んで字のごとく。

『魔力の矢』魔力で矢を生み出す。魔力が続くかぎり矢を放てる。

『百発百中』放った矢が必ず命中する。

これらを付与した。

人間達には、まあそれぞれにお好きな武器を選んでもらって付与している。

閑話休題。

シルフィーの村に着くと、村長から干し椎茸を献上された。

何でも、俺が教えた干し椎茸のレシピに、村のエルフ一同感激したらしい。

干し椎茸の戻し汁には良いダシが出ているから、そのまま煮込み料理なりスープのベースにするなりするといいよ〜♡

って教えただけなんだけどね。

村長曰く、教えられた通りに戻し汁を煮込み料理やスープに使った所、あまりの美味しさに村人達の間で激しい争奪戦が繰り広げられたらしい。納得。

献上されたからには何か下賜しようかな。

うむ!では子供たちには例のフルーツタルトを、大人達には各種果実酒を下賜しよう。

村の子供たちを集めて、大量のフルーツタルトを出した。

「わぁ〜♡すごいでち〜♡」

「王様〜♡ありがとう♡」

次に大人達には、梅酒をはじめとする各種果実酒を下賜。

「リオン神様!ありがとうございます。」

村人総出で例のありがたやー踊りを踊るエルフ達。

なんとなく前世の町内会でやった盆踊り大会を思い出したよ。

フルーツタルトは子供たちだけでは無く、大人達にも大好評だった。慌てて追加で大量のフルーツタルトを出す羽目になったよ。

足りなくなって子供たちが悲しい思いをするのは可哀想だからね。

「王たま〜♡すごくおいちいでち〜♡」

「王様〜♡めかけにしてください〜♡」

「王様〜♡これからも美味しいものを下賜してください〜♡」

・・・何やらエルフの子供たちの欲望がダダ漏れの様な気がするけど・・・気の所為だな!

よし!午前中の仕事終わり!

戻って腹を空かせた嫁達に昼メシ食わせるとしますか!

今日は前菜はサラダ。

メインは冷やし中華だ。

あとは・・・(ΦωΦ)フフフ…後のお楽しみだ!

いつもの様に食べ尽くされた。

しかーし!作戦はここからが本番なのだよ!

今日はデザートがあるぞー。

俺がソレを出した瞬間!

マーフ、バハムート、ミオ、悠里がフリーズした!

他の面子はキョトンとしてる。ソレが何なのか分かっていない様だ。

しばらくして、再起動した4人が口々にまくし立てた!

「リオン!?そっ其れはまさか!?漫画やアニメに出てくるあの伝説の!ソフトクリームという食べ物では無いのか!?ずっと食べたかったのじゃぁぁぁ♡」

「わぁぁぁ♡ソフトクリームですぅぅぅ♡まさしく本物のソフトクリームですぅ♡リオンさん是非とも食べたいですぅ♡」

「以前マーフちゃんが散々自慢しまくっていたソフトクリームなの!本当に存在していたとは思わなかったの!今すぐ供物として献上するの!すぐに食べたいの!」

「うわぁぁぁーん!地球で1度も食べられなかったソフトクリームだぁぁぁ!リオン様〜♡私の長年の夢を叶えてくれてありがとうございますぅ〜♡」

4人のリアクションを見て漸く残りの嫁達が動き出す。

かくしてランチはセカンドインパクトを迎えるのだ。

「リオンよ♡ソフトクリーム冷たくて美味いのじゃぁぁ♡」

「リオンさん♡ソフトクリームずっと食べたかったですぅ♡長年の夢が叶いましたぁ♡」

「リオン様♡このソフトクリームというものは美味しいです♡お代わりです♡」

「・・・ソフトクリーム・・・甘くて冷たくて美味しい・・・♡お代わり・・・。」

「ぬおぉぉ!コレはまさしくお腹の子供が生き返るぞぉ♡ソフトクリームどんどんお代わりだ!」

お前の子供は死んでなどいない!

「リオン神様♡ソフトクリームというものはとても美味しいです♡私とお付達にソフトクリームどんどんお代わりです♡」

「美味しいよぅ♡あの時もっとお金があれば食べられたよぅ!はっでもでもぅ!?あの時お金無かったから私リオン様に出逢えたんだよぅ♡前言撤回!やっぱりあの時食べられ無くて良かったよぅ♡」

「リオンちゃん♡甘くて冷たくてとても美味しいの♡コレも供物として献上するの!どんどん出すの!」

俺はひたすらソフトクリーム製造機にてソフトクリームを作らされましたとさ・・・。

めでたしめでたし。

女性は甘い物大好きですからな( ̄▽ ̄;)


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