神子展覧会 自己紹介 ①
お読みいただきありがとうございます。
私は、シャルリア。皆からはシャルちゃんと呼ばれているわ。
生誕1歳誕生日を昨日終えたばかりの純白色の髪のキャピキャピの女の子よ。
特徴は藍色二重のパッチリおめ目、顔立ちは丸型でほほはふっくら、残りのパーツは標準仕様だよ。わかるかな。まあ、そんな感じ。
1歳って言っても私神様だから身長も普通の大人よりちょっと小さいぐらいだし、言葉も話せて、立って走り回れるから、もうりっぱに一人前だよ。
お胸様はペッタンコだけど需要あるから大丈夫。
そんな一人前の私だけど只今、巨大水晶岩の中に乗り込んでいて、ドアもしっかり施錠されている中にポツンと1神でいるのよ。
つまり閉じ込めらてるんだぞ。
てへっ。うわ~~ん。ここから出して~~
水晶室内は広々として、室内温度も適度で快適、欲しいものを望めば、瞬間創造配達してくれる夢のような空間で、巨大水晶岩は天神界では超高級品らしいよ。
でも、そんなの関係ないの。
私は一刻も早くここから出たいわ。
だってこの室内、外から全て丸見えなんですけど。
巨大水晶岩の周りは、神々に取り囲まれて、皆から観察されまくってるの。
お母さんに騙されたのよ。
きー悔しいーうっきっきー
今日は皆とお母さんと前から旅行に行く約束してたのよ。
そして本日、今日は旅行だ──ってお母さんと皆と一緒に喜びあって──
飛空艇に乗り込んでからは、皆と一緒に飛び回って──
自然保護区の浮遊水晶島に到着しては、皆と一緒に駆けずり回って──
水晶島を散歩すると、皆と一緒にはしゃぎ回って──
水晶神殿の大宝殿見学してると、皆と一緒に浮かれ回って──
お母さんに勧められるまま、皆で試しに水晶岩に入ったら──
あら、不思議──私が展示品になっちゃったわ。
今回の旅行は皆と和気あいあいとしながら、始めて見るような神秘的な景色に感動して、心が舞い上がって凄くうきうきしてたけど、こと今の状況に陥っちゃたから、どうぶつ園のお猿さんみたいにウッキウッキ浮かれすぎちゃって、もう正直疲れちゃったわ。
今回もまたお母さんに騙されたわ。
私は超悔しいけど、正直もうなれちゃったわよ。うっきっき─。
いままで、数限りないお母さんとの闘争を、ちょこっとだけ言うとね。
「シャルちゃん。ちょっとお願いあるの聞いて頂戴」
「ちょっと晩御飯の買い出しにいってほしいの」
「あの神様が買い出しの場所まで、連れて行ってくれるわ」
「早くいかないと晩御飯遅くなるわよ」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃんのおじさんになりたい神様がいらしてるのよ」
「今ちょうどお見えになられたから──」
「シャルちゃん、ちょっとだけ会ってみない」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃん、覚えてるかなー」
「この前のおじちゃんが、シャルちゃんと遠足いきたいって言ってるのよ」
「おじちゃんわるい神様じゃないから、気楽にちょっと遊んできたら」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃん。本当にいい子ねー」
「お母さん、嬉しいわ」
「そうだ。今から一緒に散歩にいかない?」
「みんなには内緒にして、美味しい食事をご馳走したげる」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃーん。今月生活厳しいのよ」
「お母さん助けると思って言う事聞いてくれないかな」
「お外にいって、お山で薬草取ってきてほしいの」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「私シャルちゃんの事大好きよ。ほんとに大好き」
「シャルちゃんもお母さんの事大好きよね。
「大好きなお母さんのお願い1回だけ聞いて欲しいなー」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃんの宝物、間違って下界に落としちゃった」
「ごめんなさーい。でも、今ならまだ間に合うわよ」
「一緒に探しにいきましょう。さあ早くいくわよ」
「すぐ、そこでおじちゃんが待っているの」
「シャルちゃんが心配だから、一緒にいってくれるって」
「おじちゃんが一緒なら安心よね」
「さあ、早く探しに行くわよ」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「今日の御飯、シャルちゃんの大好きな特製ハンバーグ作るわ」
「だから、お母さんの言う事聞いてくれないかな。」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
「シャルちゃんを狙う悪い奴がすぐ近くまで来てるの」
「危ないから今すぐ逃げなさい」
「向こうでおじちゃんが待ってるから言う事聞くのよ」
「さー、お母さんが引き止めるわ」
「早く行きなさい。私の事は気にしないでさー早く」
:
(神友メグちゃんに相談する)
(神友メグちゃんにバレてしばかれる)
:
生まれて間もない私にあの手この手で、下界に落とそうとするお母さん。
いつも、私だけ特別扱いされてたのよね。
まあいいけど。もう、慣れたしね。
お母さんがいつも必ずさげてる勲章のネックレスを見たら、仕様がない気持ちもなんとなく、わかりたくないけど、わかってしまうんだよね。
いまじゃあ、このやり取りがないと1日が始まらないくらいになっちゃった。
でも、私と一緒に来た皆は、落ち込んでそうだな。お母さんにこんな仕打ち受けたの初めてだしね。
みんなと無事に帰れたら、慰め合おうかな。
お母さんは、皆にはいままで普通に接していたしね。余計に堪えてるだろうな。
正面の縦膜に『聖神霊協会 神子展覧会』て書いてあるから、私達は展示品だよ。わからないように連れてこられたけど、今日は競売の日だったんだよ。
今回は、見事に騙されてしまっちゃったよ。
さすがにみんなを巻き込むとは思わなかったよ。
多分この展示を統括してるのが、正面で巨大水晶岩に神威の御力注いでいる我らがお母さん。
セント=シャルディリアース。
今回の元凶。今では、みんなの宿敵と化した我らがお母さん。
私の前では、いつも奇声を上げてワタワタしてり、ビクビク震えだしたりちょっと大変なお年頃。
今日は、いつもと違って真剣な雰囲気を醸し出してる。
まったく似合ってないからね、お母さん。
お母さんは料理が上手くて、中でも特製ハンバーグは、絶品、至福の料理、否──至高の料理だわ。
昨日私の誕生1歳記念日でお母さんと皆で祝ってもらって超嬉しかった。
毎日一緒にいる神友メグちゃんはここ暫くお仕事で手が離せなくて、祝って貰えなかったのは残念だったけど、感謝感激。超感動だったよ。
でも、翌日がこの有様、さすがお母さんだね。
私の期待をあらゆる意味で裏切ってくれるから、とっても大好きだよ。
私達神子候補生は、なにも行動を起こさなければ、いずれは、下界に落とされるか、天神界から追放される運命がまってるから、仕方がないというかなんというか、お母さんなりに愛情を持って接してくれているのはわかってるけどね。
神霊神殿辺境支部ではお父さんが毎日空気になってて、お母さんが我が家の大黒柱。
我が家の大黒柱さんのおかげて毎日美味しい『神饌物』食べれるから皆グチグチいいながらもお母さんの言うことは嫌々ながらもしっかり従ってるわ。
『神饌物』を食べなくても神様だから、不老不死だから問題ないかといえば、問題あるわよ。
『神作物』には、【神力】がやどってるわ。
【神力】を補給しないと能力は落ちてくるの。
【神力】を上げるには、神饌物食べるか、下界の人々から信仰心を頂くか、あとは、もっとむつかしい方法もあるけど一般的じゃないしね。
私たちは皆お母さんに創造してもらって間もないから、下界の人たちは、誰も、私たちを信仰していないし、神饌物食べないと
すぐに疲労で倒れちゃうのよ。
それに、能力が低くなればなるほど、『下界』に落とされる確率は高くなるわ。
毎日3食『神饌物』食べさしてくれるだけで、本当にみんな感謝してるんだよ。
ただお母さんの後ろに背後霊のように取り付いている後光さんが、毎日ピカピカ輝きすぎててちょっとウザイだけなの
その後光さんは同じく神霊様。お母さんの後ろにいつも付き従ってる。
神霊の名は『セント=シャルバルハート』
後光さんとお母さんの妹さんで2神はいつも一緒、お母さんの後ろでピカピカ光らせるのがお仕事よ。
いつも姿を消してお母さんの後ろから光で威圧してる超小心者、まだ一度もお姿見たことないわ。
お母さんは後光さんに激甘でそれに味をしめてピカピカやりたい放題。
お母さんとは、普通に光の輝きでやりとりしてるわ。
興味が出て私も後光さんと光の輝きでやりとりしてみたんだけど・・・
Yes or NoでYesだったらピカッ、Noだったらピカッピカッ・・超面倒い。
後光さんは話せるよってお母さんにあかるく言われたけど、
それなら最初からしゃべって。どんだけ卑屈なの。
神様の中にもいくつか派閥があって、お母さん達は、神霊派閥『聖神霊教会』に入ってる。
神は透けていたほうが神らしいじゃんっていう神々の一派
セントって名乗ってるのは、お母さんが神霊教会の教会神だからなの。
神霊様と言い崇めると神霊派閥に属した神々は嬉しそうに笑顔になるか、優しい慈愛に満ちたお顔になるのが特徴。
細かい決まり事いろいろあるらしいけど、お母さんはその派閥の中級神で中間管理職。
おばあちゃんは『聖神霊教会』の教皇神で巨大神霊派閥の最高責任者──
私はいつもおばあちゃんに超甘えてる。
力の強い神に靡くのは当然の理だわ。
私の神友メグちゃんは、そんなおばあちゃんの秘書神なの。
いっつも私を助けてくれる──鉄壁才女神。
今日はお仕事でこの場にいないの。凄く寂しいの。早く会いたいの。
抱きしめたいの。わちゃわちゃしたいの。
メグちゃん、わかって、この私の気持ち──
本日の展示会は私たちを競売にかけて、私も含めた神子候補生達に神の力をさずけるか、神子候補生を下界に落とすか決定する日なんだよ。
私はもう何回もこういう場所にさらされてきたから、もうへっちゃらで、頭がおかしくなったのかな。
ぶっちゃけ、今も神豚の品評会のような後景が行われる。
思わずブヒッブヒッて泣きたくなったわよ。悲しくなってきたわ。
神友メグちゃんの豊満なお胸様に包まれたい。抱きしめてメグちゃん。
まずは神の力は神界では、【神能】とか【御力】って呼んでるわ。
この【御力】をさずけるにも貰う方も【器】の制限があっていろいろめんどいの。
神界では普通は【器】の限界を数値で表す神兵器──『器計測神兵器』で測って限界をはかるのよ。
それで、神子候補生達に【器】限界まで【御力】さずけて、下界へポイッて捨てられるの。
酷くない。貴神等がいってよ。
言ってもどうしようもないけどね・・・
神儀は1日1回1儀、用法用量を守って正しく取り扱われているから、すぐにポイはされないけど。
用法用量を守らないで間違って取り扱われると禁忌に抵触して関係者全員に神罰が下るから大丈夫。
この神殿で行われる神能の儀は、私達にも淡い期待もある。
神能の儀では継承時に器の容量以上の御力を与えると器は壊れるわ。
器が壊れると修理不可能で、御力を出す際に御力暴発しやすくなるの。
そうなると下界に落としても不良品扱いで使い物にならないわ。
天神界では儀式時に器が壊れてしまったら、継承を行った神に必ず引き取ってもらう法律があるのよ。
その神様が独身の異性なら、強制的に配偶者に、そうではなければ、養子神縁組をしてその神様に養ってもらえるのよ。
私達神子候補生達にも、あこがれのお話があって・・・・、
自神が統治する世界も持たない、しがない中級神が、愛してやまない女神が下界追放の憂き目にあった時に──
女神を無理やり攫って──
それから神殿で神能の儀をおこない──
──女神の器を壊してこういうのよ。
:
:
:
:
「貴女神の器を壊したのは、私だ」
:
「生涯私は貴女神に償う」
:
「生涯貴女神には決して御力を使わせない」
:
「私が貴女神の為だけに御力を使うことをここに誓う」
:
「生涯私の傍で貴女神を見守らせて欲しい」
この話を聞いた時に、私はメグちゃんに私の器を壊して欲しいと思ったわ。
そうすれば、ずっとメグちゃんと一緒にいられるから、お互い相思相愛なんだし、いいと思うけど、そのお話は私には、縁遠いおはなしなんだよね。
いいお話だと思うけどさ。
とにもかくにも、今までは、お母さんを助けながら、なんとか皆で下界投下を免れるように力を合わせて対処してたのよ。
大変だったけど夢に向かって一致団結、涙あり笑いあり感動の最終話で神子候補生全員の力を結集した結果──
なんと大勢の大神達をメグちゃんが説得──新しい神速超機動船団を創造するという超神型プロジェクト──『アマノガワ』を創設間近まで遭ぎ着けることができたわ。
企画書、神力見積もり書、超光速船団設計図、神力銀行御融資審査申込書、神転属願い申請書など必要な書類をすべて神友メグちゃんが用意した。
あとはお母さんの神印をもらうのと私達の連帯保証神をなってもらうだけ。
問題はお母さんには内緒なので、どう説得するか、神子候補生の皆と日夜検討競技していた。
私的にお勧めの案は、神友メグちゃん企画なんだけど、おばあちゃんに賄賂を渡して、おばあちゃんの御威光で神型プロジェクトを無理やりとうしてしまう方法なの。
とってもシンプル。
お母さんはお婆ちゃんに頭が上がらないから、いいと思うわ。
もう少しってとこだったんだけど、間に合わなかったな。
昨日一緒に誕生日を祝ってもらった友達がすったもんだで競売に掛けられ下界に投下、それを境に親しい神子候補生達が次々に競売にかけられてどんどん下界に落ちてったよ。
行きたくないだの、この世界を恨んでやるだの、いずれ魔王になってお前たちの悪事をさらしてやるだの、みんな好き勝手なこと言って落ちていった。南無南無。
皆が頑張って作った計画は絶対メグちゃんがなんとかするからね。
そして、ついでに皆の仇もメグちゃんにお願いして果たしてもらうね。
皆のことは明日まで忘れないよ。しっかり生きてね。
いまはね、あまねく全ての下界でやっかいな事がおこってるらしくって、
神の手がぜんぜん足りてなくて神子も超品薄完売状態。
ここでも競売に掛けられて、通常では考えられない神高値で取引されてるわ。
闇の神市場では、凄いことになってるから、取り締まるのが大変だわっと神友メグちゃんがボヤいてた。
次が私の出番で、只今絶賛放置中。
なぜかというとそれは、私が最期の展示品で本日最後の競売商品の超目玉商品だからです。
くすん。嫌です。帰りたい。
私【御力】500柱もあるから超凄いんだよ。
でも、私は自分自身がどんな御力を授かっているのかは、毎回聞かされないの。
教えてってメグちゃんに頼んでもメグちゃんもほとんど知らないらしいのよ。
だから、私がどんな御力が使えるのかわからないのよ。
いつも、神能の儀式時にメグちゃんと他の神様が難しいやり取りしてて、その時の競売ルールでそういう風になってるのよ。
メグちゃんいつも、天神界の最高神様をかもにしてぼったくてるから、いろいろ難しいルールになったみたい。
一度どんな御力が使えるのか色々試してみたら、周りの風景がすっかり変わっちゃった。テヘッ
それ以来、メグちゃんから御力使用禁止令が発動されてるのよ。
そんな訳で、私はわからないから、詳しくはメグちゃんに問い合わせてね。
ちなみに御力全然使えないのは嫌ーってメグちゃんに直訴したら、ひとつだけ【御力】使っていいってメグちゃんが許してくれたわ。
その【御力】使って練習していくことで【器】になじんでいくらしいよ。
使っていい御力は【神変身】。
お母さんが先生になって頑張って練習してるの。
今は神子変身バージョン1~5まで変身できるのよ。
バージョン1 キラキラ制服バージョン春秋冬
バージョン2 キラキラ制服バージョン夏
バージョン3 学生体操服バージョン
バージョン4 学生水着バージョン
バージョン5 神殿法衣バージョン
設計図は、私の脳裏世界で等身大映像として6~99まで登録作成して完成してるから、後はお母さんと一緒に頑張って変身出来るように特訓するわ。
私は持ってる御力ほとんど使えないけど、私は他の神様より凄いのよ。
神脳が作り出した、仮想世界「脳裏世界」って呼んでるんだけど、その脳裏世界で私は500柱の幼いシャルリアを養ってるのよ。
みんな可愛いのよ。みんなと脳裏世界でかくれんぼしたり、お絵かきしたり、鬼ごっこしたり、毎日一緒に遊んでるのよ。
よくみんなには、相談にのってもらったりもするわ。
今、みんなは、ちょうど、『お母さんに騙された協議会』
略して『おっかい』を脳裏世界のおっかい議事堂の中で緊急討議してるわ。
私も後で覗いてみるつもりだよ。
私みたいに【御力】500柱もあるのは、ほとんどいないから、
私はもう天神界では、天然記念物神状態。
私の器をメグちゃんに計測してもらったら、計測不能だっていわれた。
実はこの計測エラーで論争が巻き起こっていて──
【器】が大きすぎて計測不能なのか──
【御力】で隠蔽されて計測不能なのか──
【御力】ではない未知の力のせいで計測不能なのか──
【御力】が色々複雑に絡み合い特殊反応がおこり、それが原因で計測不能なのか──
わかんないから、もう知らない。
わからないことはメグちゃんにお任せ。
メグちゃんがズバッと解決してくれるから大好き。
でもあの時は、メグちゃん傍にいなかったの。
その場にいた、面白好きの神様がわからないなら、解決するまで色々試してみればいいんじゃね。
その神様のありがたいお言葉で今ではもうなれたけど毎日暇神達のおもちゃになってます。
お偉い大神様から【神銃回転競技のシャル】って称号をもらったのよ。
凄いでしょ。えっへん。
因みにメグちゃんは【終末の守護女神】【無謀の賭博女神】って称号をもらってたわ。
神友メグちゃんが「私に任せておけば大丈夫よ」
って言ってたから、全く心配してないわ。
メグちゃん。信じてるわ。
ほんとに信じてるからね。
ほんとにほんとに信じてるから・・・
おかあさんと後光さんがまだピカピカやりとりしてる。
なんのやり取りしてるんだろ。
初めて見るんだったら神秘的な光景に映るんだろうけど、私は、日常の風景で目がチカチカするから嫌だ。
もしかして本日最終単独発表会の話だったらいいな。
多分私を下界に落とす計画なんだろうけど、どうせ失敗するよ。
いつものごとくね。最後のメグちゃん無双は必見だよ。
だいぶ私の自己紹介頑張ったんだけと、どう、理解できたかな。
誰に向かって言ってるのかって?
そこの貴神様と貴女神様よ。
私にわからないように思考探査して私の考えを読んでるのまるわかりだわ。
白を切っても駄目だからね。
ということで、今日から貴神様と貴女神様は私のファンクラブ。
『シャルちゃん親衛隊』入会おめでとうございまーす。
特典は私の可愛い笑顔です。
それでは、そのまま思考探査をお楽しみください。可愛い笑顔
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勲章のネックレス
お母さんだけが唯一身に付けることを許された天神界の負の遺産。お母さんの天神界での今までの行為を祝して最高神から賜った自慢の逸品ではあるのだが、誰もがなんと言われようとも絶対に身につけたくない逸品だ。これを胸元から下げているだけで、お母さんはいつも注目の的となり、そのネックレスはこの世のものとは思えないほどに、禍々しい輝きを放っている。
----------メモ設定 参考資料------------
借銭硬貨
天神界の借用書の代わりになる硬貨。ある一定以上の超高額債務者には、必ず神体の見える箇所に身に付けなければならない天神界の法律がある。
借銭硬貨の種類は、
1千億借銭硬貨
1兆借銭硬貨
10兆借銭硬貨
百兆借銭硬貨
1千兆借銭硬貨
1京借銭硬貨
10京借銭硬貨
百京借銭硬貨
千京借銭硬貨
借銭硬貨は全て中心に穴が空いている。価値の高い硬貨になるとデザインと品質が禍々しくグレードアップしていく。天神界では、硬化の中心の穴に神念糸を重ねて通して、ミサンガや、ネックレス、ベルト替わりにしたりと、なるべく目立たないようにお洒落に着こなすのが、定番となっている。
----------メモ設定 参考資料-----------
水晶神宮殿
100を超える神殿構造物が立ち並んだ神殿区画。遥か昔に神の1柱が神水晶の鉱脈が欲しいが為に浮遊水晶諸島を創造した時に同時に作成した区画である。普段は無神であり、大量の掃除神具機が掃除・洗浄・補修をして景観を保っている。
新しい神
天神界では、天神民ではない生まれたばかりの神には最長1年間の滞在が許可されている。その期間を超えると天神界強制退去処分となる。神子候補生になると最長5年間滞在が認められる為、多くの新しい神は神子候補生の道を選んでいく。
神子候補生
神の世界で階層が一番下の神がこのような待遇を受ける。候補生達は、5年間神子学園に通い、神としての知識、技能、神としての心のあり方を学ぶ。5年間、自分自神の進路を見定める期間が与えられている。
水晶岩
形状は形状変形可能な水晶神石、通常は神達の神速移動用小型艇として利用されている。水晶室内に展示物を入れて観賞用展示台としても使われている。御神船からの緊急脱出カプセルとしても利用可能。地面駐機時には、地面設置面が地面に沿うよう形状変形し機体が倒れないよう駐機するよう設計されている。
巨大水晶岩
シャルリアが搭乗し軟禁状態に閉じ込められている神機体。超高級品で一般家庭の下級神民には、目玉が飛び出るほどの御神銭額であった。空間固定ユニット、室内空間循環ユニット、小型創造ユニット標準装備など多種多様な装備が充実している超高額御神銭額商品である。
神晶石
形状は四角錐水晶、拠点防衛、補修、救助、警戒監視を任務とした神速飛行が可能な超小型神兵器。
神鏡球
形状は円球型、鏡のような表面処理が施されている。当初軍事用偵察神兵器として開発されたが、現在では、天神法の改正によって民生放送用として使用すること可能になった撮影用神兵器。
神霊派閥『聖神霊教会』
神霊化の神能を持つ神の派閥。神霊界の大使館的役割を兼ねている。
独自の神軍を駐在さしている。
器計測神兵器
安全神局が開発した器を計測する神具機器。変形した銃のような形状をして、センサーで簡単に確認できる。計測器を改造するのが発覚するとと安全局に捕まり、重い罰銭刑を負う
【神変身】
神設計図を元に変身できる神能。シャルが唯一使うことが許された御力。
----------メモ設定 参考資料------------
神能
神の持つ特別なスキル。御力とも言う
神威
神の純粋な力の波動。神威に御力を込めることが出来る。
神力
神の力。神能、御力の源。神は御力などの力を使うと能力が衰えてくる。
器
神能・御力を神核に継承できる限界値の名称。
脳裏空間
神脳が作り出した仮想空間。自分自神で時間の管理が出来るため、時間がかかる作業はここで行われることが多い。
御力暴発
御力が制御できずに暴発する事態の名称。