終末の日常② 後光さんの憂鬱
お読みいただきありがとうございます。
シャルリアは無心だ。ただ無心に音楽に向き合っていた。
脳内革命をしたことで圧倒的に性能上昇していた。
巨大水晶岩さんの挑発に乗り、極限まで張り合った結果、
精神や肉体が極限まで追い込まれ、
通常とは異なった意識状態となっていた。
能力大幅向上したシャルリアは、
神々の1柱として相応しい、まさに神がかった動きを見せていた。
神楽の神子舞を独自に再編成した可愛らしい踊りと、
神がかった透き通った可愛らしい歌声で
終末の世界で最後まで諦めずに咲き続ける
一輪の神花のように一層引き立っていた。
「シャル。歌ってないで私を助けなクチャッ」
神子候補生の一人「ミルエッテ」、勝敗はいまだ、連戦連敗だった。
「ドノバン隊長。最高の映像とった。映像確認よろ」
その光景は、神鏡球に見事透視映像を激写され、
上級神『アルフジャイラ』の手に渡った。
その映像は上級神の御眼鏡に適う映像だったらしく、
すぐに比較対象を際立たせる映像として神編集承認され、
神速のごとき速さで、神々のお茶の間の団欒に届けられた。
その4次元映像は神々のお茶の間を沸かせ、映像を流した
『天神日輪放送』の視聴率は垂直上昇していき、
その時間帯で最高視聴率を獲得してしまった。
「皆、よくやった。今日の神酒は私の奢りよ」
「もう少しよ。ちゃんとやんなさい!!」
「「「了解」」」」
「「「「いやっほー」」」」
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
コバルトリス=リュオーラ端折ってコバちゃんは、
黒煙に完全に溶け込み、周りの事態の推移を見つめていた。
(赤ん坊達が泣き喚いておるのう。こっちにくるのじゃ。今助けるからのう)
流星のように真っ直ぐ流れていく水晶岩がゆっくりと方向転換をしてコバちゃんの溶け込んでいる黒煙に接近してくる。
その水晶岩は黒煙をそのまま蹴散らして流れていくはずであったが、コバちゃん黒煙に包まれると、その場から水晶の光が消えて、一瞬にしてその場から水晶岩が消滅してしまった。
コバちゃんはさきほどまで、マリちゃんと語り合った脳裏世界の庭園にに水晶岩を神転移させた。
ごく普通の力の弱い下級神なら、自神の脳裏世界に神体を保った神を取り組むことは出来ないのだが、コバちゃんは世の世界の創造神&最高神。
世の世界各地から集まった信仰心が常に御力に還元し続け御力が増え続けている。
その御力を使えば、多少の理であれば、その理を少しの間変えることができてしまうのだ。
(おーよしよし、もう泣かなくて良いぞ)
(お主は、今儂の脳裏世界に避難させたのじゃ)
(外の様子が落ち着くまでは匿うのじゃから、落ち着いてゆっくり休んでおれ)
水晶岩に搭乗していた神子候補生に神念話を送り、水晶室内で泣きつかれていた彼女神にやさしい念を何度も送って落ち着かせる。
(ぐすっあり・・かと‥ござ…い)
未だ放心状態の彼女神は、微弱ながら神念話をコバちゃんに送ってきた。
当然のことをしただけじゃと、それからもやさしい念を送り続けると水晶室内の彼女神は、少しずつ落ち着きを取り戻していく。
脳裏世界はある程度時間を操ることができ、救出しその後の脳裏世界のやり取りも、一瞬の間の出来事であった。
コバちゃんは、その後も黒煙に溶け込み数個の水晶岩を救出していく。
(それにしても、この空間に満ちている神威は、嫌な神の御力が篭っておって不快じゃわい)
(早く消し去りたいんじゃが、儂がやると目立つからのう)
この頃は神々が増えすぎて、あまたの世界を旅する放浪の暇神が多くなりすぎて、下界世界では、どこも大混乱が起きている。
コバちゃんの世界は、まだ安定している方だが、放浪の暇神達の餌食になった世界も数多い。
コバちゃんは、世の世界に神々の闘争を持ち込みたくないので、ここではあまり目立ちたくないのだ。
(向こうに神達が集まっておるのじゃ)
(ちょっくら挨拶でもしておくかの)
コバちゃんの神眼で見つめた先には、円型の神障壁を張り、55柱の神達がその場で神障壁を盾にして立て篭っているようだ。
世の世界の最高神であるコバちゃんは、容易に円形神障壁をすり抜け、その場で実体化した。
「おじゃましてすまんの」
「お主達には危害は加えんので安心せい」
「ここはどういった状況なのじゃ」
神達がコバちゃんを取り囲む前に言葉を切り出し、コバちゃんは自神がその場にいる神達の敵ではないよう腰を低くして振舞ってみた。
「失礼します。私はレングランダムと申します」
「御力の強い神とお見受け致します」
「出来ますれば、御力ぞえをおかりしたいのですが」
周りにいる神達は、突然御力の強い神の顕現に緊張しているが、1柱の神が前に出て話を切り出した。
コバちゃんが詳しく話を聞くと、避難するために事前に配られた水晶鍵を持っていない神の集団であることがわかった。
なんでも、賭け事で水晶鍵を担保にして、お銭を借りていたらしい。
水晶鍵は、避難行動をとる上でかかせない神具機器なのだが、それすらも賭け事にかけてしまう神達にコバちゃんはあきれかえっててしまう。
御力の強い神ならなんとでもなるが、御力の弱い一般の神民では、そうもいかない。
命知らずもいい加減にしろと、コバちゃんはいいたかったが、コバちゃんは無言で通した。
神である為中々死ねない。死んでも生き返って復活する。
だが、下手をすると無限地獄に陥ってしまう。
もし、そのまま無限地獄が続くと、神の精神、神核に亀裂が入り、その亀裂が酷くなれば粉々に破壊されてしまう可能性が考えられるが、現実では実はよく見られる事態であり、有り触れている出来事であった。
神核が破壊されると次は廃神となり、死なない神として祀られるだけの存在となるのだ。
神核は再生するのだが再生するまでには気が遠くなるほどの年月がかかる為、
天神界では、天神民になるにあたり、避難行動は必ず行うように教え込まれているのだが、あまり守られていない。
「まぁ仕様がないのう」、
と愚痴をこぼすとコバちゃんは御力を使い、直接安全局に神念話を送り緊急避難用神晶鍵を神数分用意して貰い、コバちゃんの脳裏世界宛に転送してもらった。
発送され無事脳裏世界宛に届いた神晶鍵を具現化し、コバちゃんはその場にいる神々に配っていった。
全て簡単そうにおこなっているが、世の最高神の1柱だからこそ出来る御力ずくな対処方針である。
この場にいる神達には当然出来ないことであるから、その場の神達は膝を折って感謝の言葉をコバちゃんにもういいと言うまでかけられ続けた。
代わりにコバちゃんは、神友になってくれんかのと頼んでみるがレングランダム達からは、
御力が強い神様と神友など恐れ多いと断られてしまい落ち込むコバちゃんであった。
1柱の神であるコバちゃんは、また駄目だったと落ち込んでいるなか、
レングランダム達はお礼を言いながら神晶鍵に神威を込めて危険地帯から次々に脱出していき、
そして、その場には誰もいなくなり、コバちゃんだけがその場に取り残されていた。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
水晶神宮殿内神講堂で荒れ狂う神威暴風嵐はまだ収まっていない。
むしろシャルリアの歌の強弱によってゆっくりになったり、
早くなったり、物が激しくぶつかり合ったりと神威によって、
簡単に操作できる画期的な舞台装置が
誰も操作出来る神物がいない為、
傍若無人に暴れまわっている。
この舞台装置は、制御不能にも関わらず、
破壊的な側面が強く強調されているが、
儚い一面も兼ね備えていた。
それ一面は、黒煙の充満した暗黒空間に色とりどりの水晶岩が、
光線のように綺麗に流れていき、その光が辺りを淡く照らす。
激しく荒々しい爆炎の炎の障壁が聳え立ったり、
地表の水晶の花びらが咲き誇って暗黒の闇空に儚く消える。
シャルリアが神子候補生の皆さんにお礼を述べる気持ちもわかる。
だが、言う相手が違う。感謝しなければいけない相手、
それは・・・・・・・後光さんだ。
この素晴らしい舞台を作ったのが後光さんだと判明すると
一躍後光さんは時の神となるだろう。
ただ後光さんは誰の前にも現れないが。
事実この舞台は、最初から今に至るまで所狭しと、
後光さんの手が入っていた。
それは、偶然もあったが、失敗もあった。
そして失敗は、成功に変わった。
ひとつの成功が全てを打ち消す。
後光さんがこの舞台を見ていたらきっと涙したはず。
そりて過去の出来事を見つめ、自らの行いを省みる。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
後光さんは、逃げ出していた。
中級神である自神では、【水晶神宮殿】の
周囲に張り巡らした神威の膜壁は突破出来ない。
後光さんは、自神の周囲に【神隠秘】の御力を纏った障壁結界を作り、
その中でピカピカ隠れていた。
その結界内部で後光さんは脳裏に映写している自神の過去を
4D映像で寂しそうに眺めていた。
その映像には苦しそうに耐えている自神が映っていた。
夜も寝ないで企画書を書き、
関係者の皆さんに
「いいかげん話して説明しろ。ピカピカ光ってても、分かるわけねえだろ」
と怒鳴られ机を叩き壊され、
神霊様には、ほとんど無視され、影のように扱われるピカッ。.:*。
神子候補生達からは、照明がわりに 奴隷のようにこき使われ、
どこにも存在しない物として扱われるピカッ。.:*。
唯一の光はシャルリアだったピカッ。.:*。
だが、後光さんは、シャルリアを裏切る行為をしたピカッ。.:*。
懺悔の言葉をシャルリアの目の前に立って伝えたいピカッ。.:*
だけど、自神の内向きな御心が拒否をするピカッ。.:*。
弱すぎる自神に絶望した。いつものことだピカッ.☆.。.::*。
身の心も疲れ果てている☆.ピカッ。.:*
後光さんは自神を無性に呪いたくなったピカッ.☆.。.::*。
誰も自神の味方になってくれない。もう諦めてきえたい。☆.ピカッ。.:*
(味方いままで作ろうとしてこなかったわね)
誰も自神を見てくれない☆.ピカッ。.:*
(いつも消えてるから見えないわ)
誰も自神と話してくれない☆.ピカッ。.:*
(ピカピカしてるだけなら話かけてくれないわ)
誰も自神を構ってくれない☆.ピカッ。.:*
(ピカピカいつも光ってたら、ウザがられて当然だわ)
もう諦めて、消えてしまいたい☆.ピカッ。.:*
(あなた今も消えてるんですけど)
あれっ声ピカッ.:*・・・聞こえたピカッ.:*!・・ピカッ・・
声は聞こえるけど、姿は見えないピカッ.☆.。.::*。
後光さんは自神と同じだと少し安堵したピカッ.☆.。.::*。
ピカッ誰でもいいから、どうか助けてくださいピカッ.:*。
(私の言うことを聞いてくれたら助けてあげてもいいわよ)
その神物は、なかなか気が強うそうだピカッ.☆.。.::*。
自神が持っていない物を持っている。
少し嫉妬した.ピカッ.:*
だけど、助けてくれる存在に、負の感情を向けるべきではないピカッ.:。
後光さんは、どう接していいかわからなくなり、混乱した。
本当ピカッ・・・でも、私大失敗してどうしようもなくて・・ピカッ・・
(何言ってるかわかんないけど、つまりこういうことでしょ)
(まずはこの現状の復旧とその後の事後処理でこちらに損害がないようにする)
(あとは、新たな隠れ場所を探して欲しいってとこかしら)
凄いピカッ・・当たってる・・ピカッ・・・・でも・・出来ますかピカッ・・・
(出来るわよ。私貴神の上神よ)
(何回あんたたちの尻拭いしてると思ってるのよ)
えっ・・・・・メグフェリーゼ様ですかピカッ.:*
・・・おねえちゃんがピカッ.:*・・・ピカッ.:*・・・
神霊様がピカッ.:*・・神霊界と超神界の神界戦争でピカッ.:*
・・・緊急招集されたってピカッ.:*・・言ってたのにピカッ.:*・・・
(その前に貴神、私の神霊思念波の波長ぐらい覚えなさい)
(それと、後ろに引きこもってばかりじゃ、肝心な時に失敗するわよ)
(そうそう、今日は休戦日よ)
(それに私シャルと離れるなんて絶対にありえないから)
重たい言葉だ。とても重たい言葉だ。だが、シャルリアは喜びそうだ。
(向こうは私の分神霊で十分。本神の私が今貴女神と神霊通信してるわけ)
(つまり、最初から隠れて全部見てたのよ。最初から今までずっとね)
その言葉で後光さんは、神体は、見えないが汗がどっと吹き出した。
知ってて放置していたピカッ。.:*何故、
どうしてと頭が混乱しているが、
メグフェリーぜ様、ならば、有り得て当然だったと納得してしまったピカッ。.:*
それほどの御力の持ち主だった。☆.ピカッ。.:*
後光さんは、何故おねえちゃんがメグフェリーゼ様に逆らい続けるのか、
さっぱりわからないピカッ。.:*
後光さん1柱だけなら、絶対に逆らわないピカッ。.:*
喜んで尻尾を振るだろうピカッ。.:*
その前に後光さんの性格からして、怖すぎて絶対に近寄らないのだが。
だけど、お姉ちゃんにも逆らえない。後ろに隠れさしてもらえるのが
お姉ちゃんだけだから。
それは、後光さんにとって、考えられないことだった。
メグフェリーゼ様は、悪さをして叱られても、
その後は、何故か優しくしてくれる。
お姉ちゃんに逆らったら、自神の居場所がなくなるピカッ.☆:*
それだけは、許して欲しいピカッ.。☆:*
後光さんはブルブル震え自神の弱さにまた絶望した。
(それで、何か言うことあるんじゃない。)
ここで間違えた発言をした以前の光景が目に浮かんだ。
あれは、勘弁して欲しい。
後光さんは、さらに大きくガクガク震えだした。
ピカッ
・・ごめんなさい・・ピカッ・・・ゆるしてください・・
・・・おねがいしますピカッ・・・
(はい。よく出来ました)
(ここで謝んなかったら、この前と同じ罰を受けてもらうつもりだったけど)
(成長したわね。ちょっと嬉しいわ)
後光さんは、ホッとした。あの罰だけは、
もう二度と体験したくない恐怖の体験だった。
あの恐怖の体験を少しでも脳裏に浮かべてしまったら、
1週間は目を閉じてもその光景が映写され、
寝れなくなる。神様だから寝なくても大丈夫なのだが。
その恐怖の体験は後光さんのトラウマになっている。
相変わらず、メグフェリーゼ様のお姿は、
影も形も見えないが後光さんが謝ったからなのか、
場の空気が柔らかくなったような気がした。
今回はちゃんと誤ったピカッ。お優しいメグフェリーゼ様様なら、
お姉ちゃんと違って私を見てくれる。許してくれるピカッ。.:*
(場が和んだところで後光さんの新しい罰を発表するわ)
新しい罰。えーーー。許してくれるのかと、ちょっと期待した後光さん。
そんなに彼女神は、甘くはなかった。
たが、後光さんは、後にこう思う。
ここの居場所は、自神に合ってる最高の居場所だと。
メグフェリーぜ様。ありがとう。
そう、心から言える日が遠くない未来に訪れる。
★ ★ ★ ★ ★ ★ ★
「みんな、御免ね。私がお母さんに逆らったから、みんな、御免ね、許して」
神子候補生エマメルダは、震えている。外は灼熱の地獄のように燃え盛っている。
水晶岩が周りの衝撃でグラグラと震える。
外の風景を見たエマメルダは、変わってしまった世界に恐怖した。
視界に入ったその世界に震えが止まらず、目を覆って縮こまる。
それからしばらくの間、石のように体を丸め込んで頭を両手でしっかり覆い、
目を瞑り俯きながらブルブル震え続けていた。
エマメルダはこれから自神がこれから何度も晒される出来事に恐怖を覚え怯えていた。
お母さんのお怒りを買ってしまわれたわ。今からお母さんの罰が与えられると思うと怖くて泣きだしたかった。
この無慈悲な世界に対してエマメルダは怖くて怖くて震えていた。
助けたかっただけなのに、私にはやっぱり何もできないのね。
誰も助けてくれる神々はいないわ。震えるだけじゃ駄目よ。
お母さんに私の願いを叶えてもらうには、もっと真剣に向き合わないと駄目よ。
エマメルダは自分自神を叱咤激励して、なんとか気持ちを持ちこたえようとする。
怖々と顔を上げて周囲を見渡すと、そんなに熱くないような気がした。
それどころか、自神が乗り込んでいる水晶岩の周囲に、神障壁が展開してあり、
神威圧力も全く感じていないことに気づく。嘘っどういうことなの。
キョロキョロして、水晶岩から見える様子をつぶさに確認していく。
神様は、私を見てくれてたんだ。ありがとうございます。優しい神様。
自神を守ってくれている神様に、一言お礼を言いたいと探すけれどもまったく見当たらない。
それならばとエマメルダは、また祈りを捧げだした。
「私を見守ってくれて、神様本当にありがとうごさいます」
「私は、祈ることしか出来ませんが、神様のことを思ってお祈りします」
聖女のように、献身的に祈りを捧げる姿に1柱の神は、助けて良かったとほっとした。
実は、エマメルダは、助けられた神様を自神の視界に入れている。
エマメルダの視界に入っている神は、エマメルダには、地獄の底にいる怪物として描写されていた。
お母さんが私に罰を与える為によこした魔獣として認識していた。
だからあれほど怯えていたのた。
自神を汚して、最後には骨まで残さず食べられるのだと、エマメルダはすっかり怯えていたのだ。
エマメルダの魔獣と認識されていた神はエマメルダに祈って貰えて大満足だった。
自神が今ならなんでも出来そうな気がする。
「御力漲るぶひ~、もうビンビンぶひ~」
実際その信仰の力を貰い、彼神は、一回り体格が肥大化した。うほーおいしーぶひ。
その神は、名は『ブタデオークマッタ』
オークとベアー系魔物に崇め奉られている神の1柱であった。
お姿は、オークキングを10倍強くした体型と誰もが怯える顔立ち、ベアー種の特徴もあり、真っ黒の毛皮と真っ黒な尻尾を身につけていた。
腕は4本装備である。見た目はほぼ間違いなく、邪神と見られても仕方がない。
「怖がらなくても、大丈夫ぶひ」
「守ってあげるぶっひ」
「弱い子見ると助けたくなるぶっひ」
「だから、安心してぶひぶひ」
彼神の性格は魔物にも等しく優しくなれる良い奴なのだ。
ただちょっと変態なだけだ。
「だから、妄想は許して欲しいぶひぶひ」
「次はあの神衣装きせて、楽しむぶひぶひ」
「ぶひぶひぶーひ、ぶひっ凄いぶひー」
「そこは、いけないぶひ~」
「おたすけぶひ~やめてぶひ~」
「もう好きにしてぶひ~」
彼の脳裏世界では、すでにエマメルダは、彼神の巫女となり傍で仕え、
彼神の為にあんな事やこんな事までいろいろな事をして貰っていた。
「ぶひ、ぶひ、ぶーひ、ぶうひー、神体中が熱いぶひ~」
ブタデオークマッタは、思った。
これは、恋ではなかろうかと。




