↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
16/54

第3話 クエスト報酬

こんにちは。


ツカサが入ってきた2分後。


すぐに翼も入ってきた。


ツカサの話を聞いているとツカサはやはり小学生。


年齢は11歳でミズキの推測とニアピンだった。


翼は年齢や職業など個人的な情報は何も教えてくれなかったが、俺が


「もしかして、本当はおっさんで、ニート?」


と、全力で煽ると激怒して口を滑らせた。


年齢は13歳。


職業は中学生だそうだ。


何をそんなに隠す必要があるのだろうか。


もしかしたら自分が二番目に下だということをバレたくなかったのかもしれないな。


見栄っ張りだな。


そういう時期だもんな。


まぁいいか。


4人で30分ほど話しながら待っていてももリナは来ない。


明らかおかしいな。


まぁ高校によって例え入学したてだとしても帰りが遅い学校もあるだろうしな。


まだ学校かもしれない。


俺を含めたリナ以外の4人はこれからクエスト完了の知らせを共通ギルドに伝えに行くことに決まった。


そこでは報酬も渡される。


翼は早く行こうぜと言っていたが、ツカサがみんなで行ったほうがいいよと言ったことにより、ツカサ様第一主義者のミズキが賛成、2:1で賛成多数より待つことになった。




4時半。


やっとグループに通知が来た。


[リナさんがクロミナにログインしました。]


「やっとかよー!何してたんだ全く!」


翼が愚痴をこぼす。


するとリナは顔の前で手を合わせながら


「ごめーん!寝ちゃってたー!」


と、謝った。


全員揃った俺らは共通ギルドに向かった。


歩いていると周囲のプレイヤーからチラチラ見られた。


なんだ?


なんか俺らへんか?


そんなことを考えているうちに共通ギルドに着いた。


するとすぐそこにはショートヘアーをなびかせるピンクの色がトレンドマークことクエスト受付嬢「サクラ」さんが待っていた。


「お待ちしておりました、カイト様御一行の皆様。」


いつもとは様子が違う。


本来ならば受付で待機しているはずなんだが…


入り口までお出迎えだ。


「なんでカイトのグループなんだよ!俺様のグループだ!」


翼は俺の名前しか呼ばれなかったことに納得いかないようだ。


「さ、クエストの報酬をお渡しします」


行きましょう、とクエスト受付嬢のお姉さんは報酬受け取り口へ歩いていく。


ますます変だ。


普段なら俺らプレイヤーがクエスト完了の通知を共通ギルドのこのお姉さんに渡してやっと報酬が貰える。


クエスト完了の通知を渡してないぞ?


疑問に思わなかったのか、俺以外の4人はお姉さんに着いて行ってしまう。


おいおい…。


まぁ、別に変じゃないのか?


「今回あなた様方が受けたクエスト完了の通知はこれですね?」


お姉さんは俺らに通達する。


俺は画面に表示されたクエスト内容を確認する。


なんだこれ?!


そこには「緊急クエスト魔王軍襲来LV.

☆☆☆☆☆☆☆☆☆」とあった。


リナとツカサが声を上げる。


「お姉さん!私たち、こんなクエスト受けていません!」


「そうです…僕たちが受けたのはお花畑のやつで…」


お姉さんは動じずニコッと笑うと


「いえ、あなた方様は確かにこのクエストを受けました。そんなご謙遜なさらないでください。」


どういうことだ?


つまり、「お花畑でお花摘み」のクエストに「緊急クエスト」が上書きされたってことか!


つまり今出回っている情報から判断されていて、お花畑でお花摘みをクリアした=魔王軍を倒したのは俺らのグループってことに勝手に解釈されてるってことだ。


弁明するべきか?


俺が悩んでいると翼が声を出した。


「まぁいいんじゃね?クエストをクリアしたってことに変わりはないし!ちょっとクエスト内容が違ってただけで。」


ミズキも頷いていた。


リナとツカサは頭を抱えていたが、結局そのクエストの報酬をもらうことになった。


ちなみに昨日の夜「お花畑でお花摘み」のクエストをクリアするために摘んだ黄色のお花は共通ギルドの受付前に飾っておいた。


「では報酬をお渡ししますね。」


サクラさんが自分の受付の椅子に座ると1人1人に通知が来た。


これがクエスト報酬である。


「なんだこれはぁぁ!?」


翼が大きな声を上げたものだから驚いた。


「なんだよ翼。静かにしろ。」


俺が呼びかけると翼は紙を見ろというジェスチャーをしていた。


なになに。


俺は紙を見た。




【クエスト報酬通知】

クエストクリアおめでとうございます。

ここに表示されているのはあなたのクエスト報酬です。


・経験値50000000

G(ゴールド)350000

・輝石×2

・鉄鉱石×20

・金×25




これは、翼が大声あげたのも理解できるな。


経験値5000万だ。


これは低レベルプレイヤーにとっては考えられないほどの経験値だ。


鉄鉱石も、金ももらえるのか!


するとすぐに自身のステータスに経験値反映される。


レベルアップが止まらない。


ずっとこのまま普段頻繁に聞くことがないレベルアップ効果音を聞いていたかったが、止まる気配がなかったので止むを得ずスキップした。


おお!


ステータスが表示される。




【カイト2027】

LV.12→119

体力136→2539

攻撃力220→1500+120(武器分)

防御力100→1750

魔力50→700


【短剣アルス】

LV.3

攻撃力120/防御力105/耐久値106

*放置によるレベルアップのため経験値によるレベル及び能力値の変動はありません。




一気に100レベだ。


だが、なんでだろう。


あまり驚けないのは。


あ、そうか。


もう最高を知ってるからだ。


そうだそうだ。


他の4人も等しくレベルは上がっていた。


みんなでステータスを見せ合った。


リナは俺と同じレベルの119。


翼はレベル140。


ミズキは145。


ツカサは73だった。


みんな自分のステータスを何度も見て嬉しそうにしていた。


これで高難易度のクエストに足を進めることができるようになった。


予想外の出来事だが、一気に初心者プレイヤーとしては見られなくなるだろう。


良いというか悪いというか…。


まぁ、みんな嬉しそうだしいいか。


「おい!お前ら!今貰った報酬で装備整えに行こうぜ!」


翼が声を上げる。


確かに報酬でクロミナの中で使えるお金であるG(ゴールド)がたくさん手に入ったからな。


武器屋に行けば今よりもいい武器が買えるだろう。


それに鉄鉱石と金も貰ったため今持っている武器の耐久値を上げることだってできる。


「確かにそうね!私もレベル50以上になると解放される武器整備店が気になる!」


リナも同情する。


「が、ガチャも引きたい…な」


「お!いいこと言うじゃねぇかツカサ!

行こうぜ!」


ガチャの説明をしていなかったか。


ガチャというのは初ログインボーナスとして1回引けるのと、1年に3回特設ガチャが現れ、持っている"輝石"1個で1回引けるガチャの2種類がある。


1年に3回というのはアニバーサリーの日と、冬季休業期間の約一週間と、夏期休業期間の約30日間の事である。


その日以外はログインボーナス以外でガチャを引くことはできない。


これはクロミナの中で決まっている。


そして、今日はアニバーサリーの日。


今日のために輝石を大量に用意した人も多いことだろう。


しかし、輝石という石はそんな簡単に手に入るものではない。


高難易度クエストを何度もプレイしてようやく1個か2個手に入るくらいの超レアアイテムだ。


それ欲しさに課金する人も多いみたいだが、レベルが上がると50レベル単位で1個貰えるというクロミナ運営会社の優しい対応も付いている。


そんなわけでいつもよりもプレイヤーが多い。


待てよ。


おれの「カイト」のレベルは確か約5000。


50で割ると輝石が、えーっと…


「何してんのよカイト。行くわよ。」


リナに服を引っ張られる。


話が終わっていたようだ。


みんなもう出口付近に行っている。


まったく、みんな子供なんだから。


俺とリナは後を追うように共通ギルドを出た。


最後まで読んでくださりありがとうございます!

ストーリーはまだあまり進まないで、準備回が続くと思います。

感想、評価、ブクマ登録、ご不明な点お待ちしてます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。