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The Creation of Witchcraft Online(魔術創造)-最強魔術師への道-  作者: える
第一章 魔術の深淵を覗く時
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博識の魔術師

【第一回イベント及びそれに伴うアップデートのお知らせ】

 皆様アップデートへのご協力ありがとうございます。

 CWOではリリース初のイベントを開催いたします。イベント内容は以下の通りです……



 CWO初のイベントがもうすぐ開始される。


 よし、ルールはバッチリだ。

 

 先日解禁された情報を改めて確認した後ゲームにログインする。


 現実世界の俺から灰色のローブを身にまとった俺のアバターに意識が移ると、手指を曲げ伸ばしして現実さながらの感覚を再度確かめる。ログインした場所は【スキエンティア魔術大学】の中にある「学生寄宿舎101号室」。

 ネスラさんの提示する最後の課題をクリアした日、俺は晴れて【スキエンティア魔術大学 新入生】となった。その際の特典として、スキエンティア魔術大学に所属する者が着用できる「魔灰まかいのローブ」と「マイルーム」として使用できる学生寄宿舎の一室が与えられた。



 そしてもうひとつ、あのゴーレムを停止させたことで解放されたステータスの表示を確認する。


職業ジョブ】[博識の魔術師]


 そもそもCWOに職業ジョブがあることも知らなかった。公式サイトでも言及されていなかったが、他のプレイヤーは知っているんだろうか。


 「職業が解放されました」というログが出たあと、職業選択画面が開いた。

 そこに表示されていた選択肢は……


[魔法使い]

魔法の行使を行う職業

[魔術師]

魔術の行使を行う職業

[魔導士]

呪文や杖などの魔術媒体を用いて魔術の行使を行う職業

[魔技師]

ゴーレムや魔道具の錬成を行う職業

[錬金術師]

錬金魔術を行使する職業

[博識の魔術師]

創造魔術を行使する職業


 以上の6種類だった。俺はその中で[博識の魔術師]を選んだ。

 正直、他の職業にも興味があったが、ひとつだけ二つ名のような名称になっていたから選んでしまった。


 魔術大学の新入生に格上げされたので、図書室の利用できる区画も広がった。そこで調べた内容によると創造魔術とはマナジーや魔術の知識を活かして新たに造った魔術のことを指すらしい。……というか、それって俺が今までやってきたことだよね?なんならこのCWOのコンセプトそのものなんだが、何か今までとは違うのだろうか。

 ちなみに、職業ジョブに就いたからと言って、その他の魔術が全く使えなくなるわけではないらしい。錬金術になったから今まで覚えていた魔術は全部使えません……なんて鬼畜仕様ではないようで安心した。ただ、職業に就くことで、その方面の魔術行使に補正が入ったり、習得しやすくなったりする。逆にそれ以外に該当する魔術は習得しづらくなるとのこと。なんとなく「適正魔術属性」の考え方に似ている。


 魔術も着実に増えてきたな。ステータスを確認して呟く。


—————


ーステータスー

【ダニエル】LV.25

 【職業ジョブ】[博識の魔術師]

【適性魔術属性】[光][水]

【魔術スキル】属性表示 ON

[光]

《ライト》

《フラッシュ》

《レイ》

《クイックレイ》

《スロウレイ》

《サンレーザー》

《ライトウォール》

[火]

《ファイアボール》

[光・火]

《ファイアレイ》

[水]

《ウォッシュ》

《オーバーウォッシュ》

《アクアボール》

《リキッドショット》

[無]

《マナジーボール》

《マナジーショット》

《イベントリ》


【スキル】

【短剣術】LV.3

[アーツ]

《スピアショット》

【地形戦術(山地)】LV.13

【魔力操作】LV.20

【魔力感知】→【魔力視野】

【魔力変換】[光・火・水]


称号

【スキエンティア魔術大学 新入生】【停止者】


イベントアイテム

「ゴルビナエバ(完全体)」

「クグツイワ(完全体)」

「ヒャッカソウ(完全体)」


—————


 【スキエンティア魔術大学 新入生】という称号は文字通り入学したことを証明する称号で特に効果はない。

 【停止者】はゴーレムを魔術操作によって停止させた者に送られる称号。魔術操作に補正が付くらしい。



 まあ、今回のCWOイベントはゲーム内での魔術の数は関係ないらしいが……。




[あと10分でイベントが開始されます。参加希望するプレイヤーは転送前に行動を中断してください。転送直前に倒したモンスターの経験値やドロップなどは保存されない恐れがあります。]


 脳内にアナウンスが流れる。そろそろイベントが始まるようだ。



[転送を開始します。]


 身体が光りだし、視界が真っ白になる。



 転送が終わり、目を開くと緑が生い茂る森の中にいた。



 今回のイベントは【トレジャーハント】というイベントだ。

 イベントは2日間あり、

 1日目の午前中・午後

 2日目の午前中・午後

 計4回行われる内の1回に参加することができる。4回に分けたのはサーバーの負担軽減や、仕事等の用事でログインできない人への配慮ではないだろうか。なお、1回のイベント所要時間は現実時間で2時間、ゲーム内時間では2日間となっている。こちらもイベント用にゲーム内の時間を加速させている。


 周りは鬱蒼とした森だが、ここはイベント用特設フィールドでひとつの大きな島になっているらしい。イベントに持ち込めるアイテムは装備しているアイテムのみ、現在までのゲーム内で取得した魔術は全て使用することができない。トレジャーハントという名前から分かるようにフィールド内に存在するアイテムを入手するのが表向きの目的らしい。



今回のイベントの鍵となるアイテムは2種類。

・トレジャーメダル

・マジックメモリーディスク(以下:MMディスク)


 「トレジャーメダル」はフィールド内に存在する宝箱の中に入っている。2日間を通して最終的に保持しているメダルの枚数で順位が決まる。


 「MMディスク」とは、このイベントから正式実装される特殊なアイテムだ。イベント内では、宝箱、モンスターのドロップ、ミニクエストなど様々な方法で入手できる。MMディスクの中には魔法のデータが記録されている。そしてディスクデータをインストールすることで、その魔法を使用することができる。ただ、回数制限があり、インストールしたその魔法は10回だけしか使用することができない。また、同じディスクでも人が変われば同じように10回魔法を使用することができる。


 MMディスクにはそれぞれ低い順に【ブロンズ、シルバー、ゴールド、レジェンド】というレアリティが存在しており、レアリティが高いものほど入手難度は上がり、魔法も相応のものとなる。


 そして、今回のイベントに参加したプレイヤーはイベント終了時に所持しているMMディスクの中から1枚選択して、イベント終了後もゲーム内でその魔法を使用することができるようになる。ただ、イベントの順位によって選択できるレアリティは変わるので、よりレアな魔法を使いたいならトレジャーメダルを稼がないといけない。


 最後のルールだが、他のプレイヤーを倒すと相手からトレジャーメダルを半分、MMディスクをランダムに1枚奪うことができる。他プレイヤーに倒されたり、モンスターとの戦闘やギミックで力尽きたプレイヤーはランダムな位置でリスポーンする。


 つまりこのイベントは「トレジャーハント」という名前だが、プレイヤー同士の闘いを意識せざるを得ないイベントのようだ。


 そして新実装アイテム「MMディスク」……レジェンドという響きにそそられる。絶対ゲットしないと。



 まずは闘うためにもMMディスクを探すか……。

 イベント報酬をニヤニヤ想像しながら森の中を探索していくのであった。



いつも読んでいただいてありがとうございます。

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