旅立ち
四人は酒場から出て、商店街を歩いた。
「おいレオ、そろそろ装備を新しいやつに変えないか?」
アランがレオに言った。
「そうだね。店もまた新しい装備を仕入れたかもしれないし、買いに行こうか。」
レオ達は武具屋へ向かった。
「へい、らっしゃい!!今日も良い品揃ってるよ!!」
武具屋のおじさんが手を叩き、大声を出していた。
「おい、じいさん。グローブだったっけ?今日はあるのか?」
アランが言った。
「おう!他にも良いのがたくさんあるぜぇ!!」
武器
石の剣・・・350セリア
ゴブリンの剣・・・400セリア
ウッドブレイド・・・200セリア
大蛇の大剣・・・510セリア
革のグローブ・・・280セリア
ストーンホーク・・・345セリア
PN-M50ライフル+弾×25・・・450セリア
「革のグローブください。」
「待てレオ、あのライフルも買ってくれ。」
ドーマが指をさして言った。
「お、さすが姉ちゃん。お目が高い!」
「じゃあ、それも…。」
「あいよ!730セリアいただくぜ!」
防具
革の盾・・・125セリア
バンブーヘルム・・・190セリア
バンブーアーマー・・・230セリア
バンブーレッグ・・・200セリア
虎柄のバンダナ・・・240セリア
虎柄の服・・・285セリア
刃鱗の盾・・・300セリア
「革の盾2つと、バンブー装備一式を1つと、虎柄装備一式を1つください。」
「よっしゃ、じゃあ1395セリアいただくぜ!」
「じいさん、次はもっと良いのを仕入れてくれよ!」
レオ達は各自、装備を身に付け、店を出た。
「ねえ、ドーマ。」
「ん?どうした、レオ。」
「何でライフルに変えたの?」
レオがドーマの背負っているライフルを見ながら言った。
「ん~、やっぱりアタシは狙撃タイプの職業だから、威力の高い射撃系の武器が欲しかったんだよなぁ。っていうか、銃だぞ。使ってみたいって思わないか?」
「……う~ん。」
『みなさーん!』
その時、町中に放送が流れた。どうやら、酒場からの放送のようだ。
『食堂からの依頼でーす!ここから南東にあるイルアという国にしか生えないユメミキノコを五つ採取してきてくださーい!食堂のレベルアップのためによろしくお願いしまーす♪』
「どうする?」
レオが足を止めて言った。
「アタシは行かないよ。少し眠たい。」
「俺も行かねぇ。」
ドーマとアランは首を横にふった。
「おいアラン、てめぇは行けよ。アタシのマネすんじゃねぇよ!」
「はぁ!?マネなんてしてねぇよ!お前どうせ仮病だろ?」
「あぁ!?お前はキノコ集めに行けよ!筋肉野郎!!」
「はぁ!?」
「あぁ!?」
「まぁまぁ二人とも、落ち着いて。二人はパーニズで待機してて。僕はメンバーを探すよ。」
すると、ネネカがレオの目を見た。
「大丈夫、約束は守るから。」
レオが小さい声で伝えると、ネネカは安心した表情を見せた。
「じゃあ、後で。」
レオとネネカはアランとドーマに背を向けて歩き始めた。