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まさかのダークホース参上!ワレワレハウチュウジンダ!

宇宙人と交渉する人がいないと・・・連載ですがここからでも楽しんで読めると思います。ぜひ最後まで宇宙旅行お付き合いよろしくおねがいたします。

 地球人ヒューマンの宇宙生命体ランキングがベスト80億位中79億9823位というのは名誉あることである。このベスト80億にすら入らない生命体は山ほどいるのだ。


 知的生命体にとってランキングは重要だ。ランキングをただのバラエティや数あるイベント程度と認識している宇宙人にとってはいいが、順位次第ではその種族の代表に叱責が及んだり、あそこがうちよりも高い!などと不満感から惑星間戦争に発展したりする場合もあるのだ。もちろん宇宙星間連合にとって【戦争行為】というのは罰則に値するのですぐにストップがかかる。おまけにランキング結果は次回必ずマイナスに影響するというペナルティ付き。

 だから種族のトップにしか結果が知らないってとこもある。けっこう影響力が強いランキングなのだ。

 

 地球人はこの結果をもちろん・・・・・・・・・・だれも知らない。だれ一人もなのだ。大統領も、この国一番の大金持ちも知らない。国際宇宙局も知らない。


 ああなんて地球は本当に平和な星なのだろうか。・・・とも言えないのだ。残念ながら。既にランキングの影響がこの小さな銀河のこの小さな星に恐ろしくも過酷な運命が迫っているのだ。


 「イマカラ15フンゴコノワクセイハワレワレノコウゲキニヨリショウメツスル。ノガレルスベハナイ。キサマラノソンハワレワレニトッテフリエキナノダ。ワレワレハウチュウジンダ」

   

  間違いない!ランキング100万以内は確実と噂されたマーズエイリアンだ!!!マーズエイリアンの特使が地球に来たのだ!しかし・・・


 「なんだ?このお面かぶった小さな子供は?おもちゃの銃でも人にむけちゃだめだよー。」

 

  異性人との接触にもかかわらず、失礼極まりない反応をしたのは、この惑星で最も凡人かつ宇宙の壮大さと偉大さとかけ離れた存在、【エドワード・スチュアート(エド)】である。彼が子供と思った理由にマーズエイリアンの身長は高くても130センチほどしかないのである。エドは20歳の大学生であり、カフェで課題を終えた後、近くの公園を歩いている中このマーズエイリアンの特使に突然話しかけられたのだ。


 『ワレワレハイマヲモッテセンセンフコクヲシタ。キサマタチヨオノレノフコウヲ・・・』


 「おお!なかなか本格的だね!このお面?マスク?よくできているなあ。お父さんとお母さんはどこかな?ええとお兄さんは敵かなー?」


 マーズエイリアンにとって彼、いや地球人が敵なのは間違いない、そう憎き敵なのだ。彼らが地球人を攻撃する理由は、紛れも泣く宇宙生命体ランキングが原因なのである。ランキング100万位以内確実と思われていた彼らが今回のランキングに既に発表されたのは宇宙全体がどよめく事態であった.

彼らの順位は

第79億9824位


そう!つまり地球人よりもわずか1つ下の順位なのだ。なぜこうもマーズエイリアンの評価が低かったのか。 それは簡単だ、地球のいう西暦1950年頃、太陽系銀河覇権の告知をするため、初めてまーズエイリアンの特使は地球のメキシコに着陸した。しかし、マーズエイリアンの特使は捕まってしまい、二人の地球人に両腕を万歳させらて記念撮影までとられてしまった。

 その写真が宇宙星間連合の調査団の資料に含まれてしまい、マーズエイリアンは地球人よりも格下と判断されてしまったのだ。

 今回エドに接触した特使は前回と同じ特使で汚名返上のため再度地球に派遣されたのである!

 

 

 マーズエイリアンの特使は地球での権限を何一つもっていないエドに一方的に地球攻撃の宣戦布告をすると公園の草陰に隠してあった銀色の円盤型UFOにささっと乗り込んだ。

 エドはただ呆然と飛んでいったUFOを見つめた。


       「すげえ、あれなんだったんだろ・・・」


 おそらくマーズエイリアンの科学力ならば地球はビームひとつで蒸発するであろう。戦争・侵略行為は次回宇宙生命体ランキングのペナルティである。だが彼らのプライドにとってペナルティなどどうでもいいのだ。彼らにとって万歳写真の恨みは地球消滅の正当なる理由なのだ。


 この迅速なるマーズエイリアンの行動に宇宙星間連合の行動も間に合わない。

 ああ、地球人という種族はこの無慈悲な運命を受け入れなければならないのか・・・


 いやまだ希望はある。絶滅する(予定の)地球人を捕獲するコレクターと呼ばれる宇宙人がくるのだ。彼は情報が早い。特使のUFOが見えなくなった3分後には

既に多くの宇宙船が空に浮かんでいた。

 

 呆然としていたエドは昼なのに真っ暗な光景に呆然とし、巨大宇宙船から放たれた光に包まれた。


 そしてマーズエイリアンの母船からの赤いビームは地球に向けて放たれた。


 

 このお話の中の地球人は主人公、というか話の中心なのですが基本無力です。そして普通ならひっぱるような展開とかをささっとやっちゃいます。そのくらい宇宙規模は大きいです。マーズエイリアン(火星人)はみなさんのイメージで想像していただけるとこの先もっと楽しく読んでいただけるはずです。

 ぜひ感想やメッセージなど短くてもいいので遠慮せずどんどん送っていただけると助かります。


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