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私、これでも副会長なんですが!?

 えっと、ちょっと整理させてもらっていいかな?

 私は柊沙奈。

 ちょっと陸上競技が得意な、ごく普通の学生です。

 ひょんなことから、生徒会の副会長になって。

 イケメンパラダイス的な、生徒会でがんばってたんだけど……。

 美柚ちゃんという、とんでもない後輩ちゃんが、ことごとく、彼らをゲットしてしまったことで、生徒会が機能しなくなっちゃいました。

 仕方ないので、一人でがんばって、新学期を迎えたら。

 浅樹先生という、これまたイケメンな先生の協力により、生徒会が復活の兆しを見せて。

 これからってときに………。


「なんなのよ、これはぁーーー!!」

 っていうか、絶対、ミサイルだけじゃ倒せないって!!

 現在、私はラインなんちゃら……。

「ラインディーヴァ。そろそろ覚えてね?」

「あ、はい」

 そのラインディーヴァという戦闘機に乗って、えっと……そう、シャドウガイルという、化け物みたいな敵をミサイルでぶっ飛ばしています。

 で、そろそろ終わりだってときに!!

「こんな馬鹿でかいの、ミサイルだけじゃムリですからっ!!」

「うん、ミサイルだけじゃ、倒せないね」

「じゃあ、もう終わりじゃないですかっ!!」

「誰も、ミサイルだけ積んでるって言ってないよ?」

 え?

「だから、他にも武器あるって。うーんと、ああ、これなんか良いんじゃない?」

「えっと……バスタービーム?」

 先生に言われて、表示を見た。英語とご丁寧にカタカナの振り仮名まで振られて、そんな風に書かれていた。

「うん、それ。今、武器、それに切り替えたから大丈夫。ほら、美柚ちゃんも攻撃始めたよ」

 ずばっと、凄いビームでガンガン母艦みたいな敵に撃ち込んでる。

 うお、私もやらないとっ!!

 母艦は小さいシャドウガイルを繰り出して応戦してるけど、ビームで一気に減らされるから、あまり効果は出ていないみたい。

 その間に私達は、母艦にビームを何発も当てて。


 ドカンっ!!


「やったあっ!!」

「うん、やったね。これで終わりみたいだ」

 やっとこさ、戦闘終了ーっ!!

 ああ、怖かったー。本当、こんなの勘弁してもらいたいよ。

 私の蒼いラインディーヴァこと、カリスちゃんは、すいーっと、学園のグラウンドに着陸。美柚ちゃんも隣に着陸しました。

 この戦闘機、滑走路なくてもオスプレイのように着陸できるから、そんな広いスペースなくても平気なんだよね。

 うん、凄いよ、ラインディーヴァ!!


 じゃなくってっ!!

 ばくんと開いた扉から、私は勢い良く飛び出して。

 降りてくる先生に突っかかった。

「ちょっと、先生! これってどういうことなんですか!?」

「どうもこうもないよ。それよりもおめでとう、柊さん。君も望月さんも、立派なラインディーヴァのパイロットだよ」

 そう微笑まれて、しまいました。

 とにかく、あの化け物、ぜーんぶ倒したんだ。

 早く美柚ちゃんのところに行かなきゃ!

 弾む足取りで、私は美柚ちゃんが降りてくる紅のラインディーヴァの元へと向かったのだった。

ふう、戦闘終了でしたー。

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