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先生VS美柚 バトル勃発!?

 先生と話をした、私。

 すぐさま、先生は美柚ちゃんの所へと向かいました。私も一緒に連れて。

 っていうか、先生、美柚ちゃんのいる場所、何で知ってるんですか!?


 よくよく見たら……うわ、美柚ちゃん、ものすごいハンパないオーラを撒き散らしてます。ちょっとこっちもクラクラしてきました。

「あ、先生! 来てくれたんですか? 嬉しいです!」

 にこにこーっと、キラキラ笑顔で美柚ちゃんが答えてくれました。

「こんにちは、望月さん。今日はちょっと話に来たんです」

 先生はそんなキラキラ笑顔を物とせず、憮然とした態度でけれど、口元には笑みを乗せながら会話を切り出します。

「まあ、先生から話だなんて……なんでしょう?」

 美柚ちゃんは頬を染めながら、わくわくと耳を傾けてきました。

「生徒会の人達が使い物にならなくなったって聞いたんだけど、それは本当?」

 すると美柚ちゃんは憂いを込めた瞳で、言いました。

「みんなの働く姿を見たいって言ったんですけど、全然、聞いてくれなくて」

「そう、ありがとう。もういいよ」

「え?」

 先生は私の腰(!)に手をかけて、歩き出しました。

「あ、先生! 話は、その、もういいんですか?」

 名残惜しそうな美柚ちゃんに、先生は一言。

「うん、それだけ聞きたかったから。ありがとう」

 そういって、そのまま行こうとしたんだけど、ちょっと足止めて、先生は振り返りました。


 私はそのときの先生を、忘れません。

「そうそう、僕、無能な人はいらないんだ。その意味、分かるよね? もちろん、無能を作り出す相手もね」

 なななななな、なんですか、その、誰もがぴきーんと凍りつきそうな、おっそろしい眼力は!

「さあ、行こう。まずは新しい生徒会を立ち上げるところからだね」

「えっと、先生?」

「ん? どうかした? 柊さん?」

 私を見る瞳が、すっごく優しくて。

 きゅんとしてしまいます。

「う、ううん、なんでも、ないです……」

 ですが、先生はそれだけでは終わりませんでした。

 二人っきりになったのを、見計らって。

「そう? ならいいんだ。それとね、柊さんに言いたいことがあるんだ」

 にこっと微笑んで、続けます。

「二人っきりのときは、沙奈って呼んでもいいかな?」

「ふえええええ!!?」

「僕と君との、二人だけの秘密だよ」


 ちょちょちょ、ちょっと待ってください!!

 そそそそ、それは、どういう、意味……ですかぁーーっ!?

はい、そろそろ新展開、はっじまるよーっ☆

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