ここちゃん、2度あることはホット3度メーカー!?
家にあったホットサンドメーカーを使って、今日は簡単なハムとチーズのホットサンドを作ろうと思います。
一人で食べてもつまらないので、プロの試食家のここちゃんも呼びました。
バレンタインの手作りチョコ以来、ここちゃんの信用も上がり、声を掛けたらすぐに駆けつけてくれました。
「ハムとチーズをパンで挟んで焼くだけだから、誰でも作れるな」
「でしょ? 最近テレビでホットサンドメーカーを使った料理を観て、工程も少ないし、失敗のしようがないと思ったんだよね」
「焼き色を確認しながら作れるし、これなら美波でもいけるな!」
「ちょっと釈然としないけど、まぁいいわ。ここちゃんの口からおいしいを言わせてみせるから」
私は食パンにハムとチーズを乗せると、上からもう一枚食パンをかぶせてホットサンドメーカーを閉じました。
「ほらここちゃん。もう出来たも同然よ。おいしいって言う練習でもしておいたら?」
「むしろここからが重要だろ? 火を使うんだから、おふざけしないこと!」
「そ、そうね。そう言われたら緊張してきちゃった」
私はコンロにホットサンドメーカーを置いて点火しました。
「弱火にして、焦げないように気をつけたら失敗しないよね」
「美波も学んだな。今日は期待出来そうだ!」
それから十分後──
「弱火にしたけど、こんなに時間掛かるものなのかしら? あっ…………」
「あって何だ? 料理中にその言葉が出るときは、大抵よくないことが起きると決まってるだろ」
「ただいまの『あっ』について説明いたします。本日は弱火で調理を行っており、失敗することはないと申し上げましたが、私がホットサンドメーカーをひっくり返すことをしなかったため、片面だけを十分加熱した結果、表が白、裏が黒という、オセロのような物が出来上がってしまいました。よって、今回の料理も失敗しましたことをご報告いたします」
「美波。お片付けしたら反省会な!」
「そうなっちゃいますよねぇ」
皆さん。こんな私でも作れる料理がありましたら教えて下さい。




