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理氏とその世界について(ひらがなシリーズ)  作者: 理科 logic dept.
本編のようなもの(各々独立)
5/13

かによって探偵

 探偵理氏は頭を抱えていた。


 謎は密室。穴はない。絶対に開くことはない。


 理氏は人A〜D及び犯人Xに聞き込みをした。理氏の苦悩は続く。


「全くわからない。これは完全に不可能な犯罪だ。」


 一同は集められた。今から犯人が指摘される。理氏も召集を受けた立場だった。


 ここで犯人が指摘される。探偵小説としては一般的な流れ。探偵がぽかんと口を開けていること以外は。


 犯人は貴方だ。犯人X。


「根拠を示せ。」


 理氏は苦虫を噛み潰しながら誰にも聞こえない声で呟く。


 それは私が犯人Xと名付けたからだ。密室の謎もアリバイも関係ない。ここで人が死んだかも定かではない。


 探偵は神ではない。彼は得たものでしか推理ができない。


 私は違う。必要なものは生み出せる。私しか知り得ないこともある(探偵小説としては欠陥だが)。


 小説においては書き手は絶対である。それがいいかどうか別として。


 この文章で私は神だ。なぜなら私がそう決めたから。

読んでくださりありがとうございました。


この作品はTwitter(@logic_dept_)

に掲載したものです。


普段はミステリ以外はほとんど読みません。ミステリも少ししか読みません。


ミステリは一般に文学でないというのが個人的な意見ですが、今回は文学を絡めました。


是非感想をお願いします。


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