表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
トンネルを出たら・・・・・  作者: 闇夜の八咫烏
1/1

一人暮らしに疲れても諦めるな!

初めて投稿する作品で隔週投稿になります、人称の間違いや誤字脱字はお許し下さい。宮城・山形・岩手の訛りが入ることをお許し下さい。


1-1 過去と未来と邂逅かいこうの後に現実が



安部日和あべひより・昭和30年6月生・独身・顔にキズあり学生時代に熊と遭遇逃げ損ねて総入歯になる、IT系単身転勤族・記憶力が良い


俺に目覚まし時計が起きろと騒ぐ仕事に出る時間か俺は、いわゆる【IT土方】と呼ばれる深夜労働者

60歳を過ぎてもメシの種に苦労ないが一人寝に疲れた。

眠い目を擦り布団から出て0洗面を終え、趣味の○ンダ○L-250昭和42年式車の暖機運転を行いながら缶コーヒーで喉を潤す、ポケットから取り出したタバコに火を点け深く吸い込み味を楽しむ、もう一度深く吸い込む咳き込むこともなく快調だ。


ギアをセカンドに入れバイクは走り出す交差点を曲がりトンネルの向こうに仕事場がある。トンネルは停電か、暗闇にバイクのライトだけだったトンネルを出ると舗装路面が切れて砂利道に驚いた。

『ダート・・・? 交差点を間違えたか?』

『GPS信号を検知できません。』周囲は山、Uターンをしたらトンネルが無い!


迷路にでも入ったか?下手に動き回ると命取りだ。

『参ったな。』深夜の山中で簡易テントにバイクを入れる。

周囲の枯葉と焚き木を集め、暖房と熊とハチ避けに杉や松の若葉を燃やし続けた。


ウトウトして目覚めたら8時過ぎタバコに火を点け口に咥えて驚いた!

歯が生えている、手触りできれいな歯並びに我を忘れてガッツポーズ!

自分の歯はとても素晴らしい、八百万の神様に手を合わせて感謝する。


処でココは?360度見回して気が付いた。

『不味い!このは、熊が俺の歯を弾いた山だ!』


サイドバックにテントを入れて逃げないとガサガサ音のする方向を見たら熊と目が合っちまった。

目を逸らさずポケットから発炎筒を取り出し火を点けた数秒の睨み合い発炎筒の温度に熊は顔を背け林の方に行く、逃げると追うのが熊の習性だ動けない。

熊は山中を50km以上の速度で長時間追い掛け回される口中が苦くなる。

2本目の発炎筒を用意して周囲を見回す、絶対王者の熊が逃げない近くにいる!

サバイバル・ナイフを取り出し勝負しかない、一本目が消える前に二本目の発炎筒に火をつけた。

月輪熊でも襲われたら命はない暫く待ったが来ない、三本目は火をつけず用意して待つ・・・。


前触れもなくガサガサの音が近づく恐い!

『ダーン!』

『ダダーン!』

暫くして

『お~い、そこの人大丈夫だったかい。』

『怪我はありませ~ん、生きてます~。』ちびったけど。

『発煙筒を焚いた判断にこっちも助かった。』

『怪我しないで良かったな~。』

バイクのサイドミラーでみたら20代の俺が居た自分自身に転移するのか?


悪夢から開放された瞬間だった



熊谷愛子くまがいあいこ昭和32年11月生・○北大学教養学部・1回生・可愛い系・次女

出会いは高校の生徒会で愛子は2学年下の4月、漢文と数学と歴史問題を聞き、頭の良い人が居ると俺を認め愛子の作った弁当に俺が釣られた。

親同士が遠い親戚でもあり、田舎の婚約式をして俺は先に仙台で暮らす、タマに遊びに愛子も料理洗濯に来る様になり。

親から『子供はできないようにね。』解禁を理解しない俺に愛子の悩む日々。


3室と広い台所の一戸建て3台分の駐車場も夫婦が住むなら良い大きさ部屋に入りテーブルの上に便箋?連絡したのに愛子は実家に戻ったらしい。


風呂に火を入れ適温に停止するのをまって入浴、自室で少し横に夜半に空腹? 中途半端な時間に起きて出歩く仙台では普通のことだ。車庫から車を出して愛子の叔父が経営する食堂に到着。


国道沿いの食堂はデカイ駐車場の西側に車を止める裏口から大きな声で

『今晩は~』

『日和ちゃんメシか?』

アルバイトの特権ただ飯。

『お願いします。』

24時間営業中の厨房に入り手を荒い飯を待つ、朝まで米研ぐ仕事がある

『早よ食べ手伝えよ、逃げても無駄だぞ。』

『愛子に逃げられたか?』

『実家に帰ると・・・』

『一番草の草刈の時期だ仕方ない。』

『早く食べれ。』

食後は調理と洗い場のサポートをしながら会計も行う。


朝の8時過ぎに愛子の叔父がやってきた。

『日本一周は? 一服したら話がある。』

一服をおえて事務所にノックして入り質問される。

『お前大学を卒業したら何をする?』

『俺?金儲けの種を造り土地の売買と田圃で米造りだ。』

『面白そうなことを考えているな。』ニタリ笑う

『愛子が好きになるのも解るわ。』と叔母も笑う

『田圃を買って米を作るのか?』

『はい、30年以内に農作物の輸出・・・。』

『解った、後は黙ってろ、そったらとこまで考えたか。』

『で金はどのくらい造る?』

『とり合えず。』指を三本から五本を立てた。

『千か?』俺は首を振り

『おく、自己資金にその位は欲しい。』

『何で造くんのや?』

『今の貯金が200あるから株と先物でで勝負する。』

『先物は危ないべや。』

『うん、先物は3年かけて研究した。』

『3年で何が解った?』

『危険でも俺ならと日本一周より勝負しようと戻ってきた。』

『時間が勿体無いからオメサ投資すっから通帳を持って来い。』

『愛子がいないから駄目だ。』

『愛子は2階に寝てる問題ない。』

『実家に行ったんだよ』

『今呼ぶから。』

上から降りてきた

『何した?手紙と違うべ!』

『叔母ちゃんに呼ばれて2階に入れられてた。』

『分かった通帳だせ。』

『何すんの?あのお金は新婚旅行に行くお金だっべ。』

『新しい通帳と交換すてもらうがら。』

『大丈夫なの?』

『直ぐ分っかるから出せ。』

『はい叔母ちゃん。』

と渡し代わりに新しい通帳と印鑑を見る。

『ナンボ入っているの?』

愛子が俺に聞く。指を三本立てた。

『300万?』

『3億円だ。』

通帳と印鑑を渡し開いて

『うっ・・・漏れた・・・』

と弱弱しい声で・・

『家に行ったらやらせろ、パンツ見せろ。』

『責任取ってよ。』

『未だだったのかい?』

叔母、こっち見るな。

『新婚旅行に行くなら。』

叔父が目配せした。

『小使いなら、ほれやっから。』

封筒に10万円を入れて貰った。

『叔母ちゃん大好き。』

『いっつも好きになれ。』

叔母は笑う。

『日和、愛子バイト休んで良いぞ。』

『『はい』』

『あとこれに記帳捺印お願いします。』

既に記帳捺印済みの婚姻届をだした。

『『うん』』保証人の欄に書いてもら。

『式は時間が無いから後にします。』


愛子の叔父と叔母に俺は、

『俺の商売は正式な手順を踏んで遣るけどいい?』

『問題ない、新しい商売を早く見たいもんだ。』

『月単位で報告します、いい?』

『いいぞ、頑張れ。』


話が少し遡る


婚約者の叔父の熊谷繁くまがいしげると叔母の熊谷朱鷺くまがいときは高校卒業と同時に同じ料理店に勤め25歳で結婚30歳で独立、仙台に食堂開業好景気に規模大、市内に3店と国道沿いに2店を展開する悲しい事に後継者がいない。

『とき、なじょすっぺ。』

『困ったねぇ。』

『実家に聞いてみでけだ?』

『内の実家はダメ、それより義兄さん方は?』

『兄貴は女だけで5人で婿探しだ。』

『愛子ちゃんは相手が居たよね。』

『日和は次男坊で愛子が見つけてきた。』

『出来はなじょなの?』

『とき、忘れたのか?バイパス店で夜勤してたべ。』

『日本一周と勉強と料理も出来た変人!』

『レシピの一本化、制服を作れと言っていたな。』

『でも年寄りに優しいよ。』

少し考え顔の繁が、

さきものの金、今ナンボ有る?』

『また、大金使わせるの?』

『んだ使わせないとわがんねぇべ。』

『今6本くらいあるよ。』

『取り合えず半分。』

『わかった。』

                             

その日、俺と愛子は大学に休学届けをを提出、市役所に婚姻届を提出に保証人の叔父夫婦も同伴した。昭和50年8月末


午後から新婚旅行にと言っても海外に行く用意もなく、福島の常夏ハ○イアンセ○ターを皮切りに、大洗の港や千葉の鴨川と東京都内を回る、最終日に皇居前にて記念写真を取り帰路に着いた。


有限会社が登録出来たので役員報酬を貰う事業をせる。仙台市内一定区域のマンションの買収を始めた資産価値800万円以上の物件を優先に、銀行の表に出せない物件【不良債権】を少しづつ買う。

3億円の力は伊達ではなかった600万円前後のマンション14戸銀行担当者はニコニコしてくれる。

手にする金額を最初に決め、不動産業者に丸投げ家賃の10%が手数料と維持経費を差し引き一軒当たり平均5万円の上がりで約70万円来月から家賃が入る金を給料として貰う。予定の金額は俺が20万円愛子が15万円。


毎月70万円の所得で12ヶ月で840万円、償還期限平均10年で約8400万円俺と愛子に支払うと半分になる時点で残存価格(資産価値)は残る、0円にならないマンション賃貸と売買は面白い。

『こったなな遣り方があったのか、俺は出遅れた・・・』

『繁叔父さん、もっと秘密あるから安心してええよ。』

『未だ秘密がある?』

【日和を俺の息子にせねば!】

『有るけど黙って呉れるなら全部魅せっから。』

『やっぱり有るか・・・。』

『これは俺と愛子が生活する為のマンション売買だ。』

『え?これ本番でないのか?』

『本番はもっと美味しいと思う、あと夜勤のバイトもお願いね。』

『まだ稼ぐのが?』

『人が入り安定するまでだ。』

『ありがどう。』

繁は涙声で答えた。


今月は繁叔父さんの会社からアルバイト代を貰える、技法を魅せることが収入に。技術代として100万円が振り込まれたお金を事業資金として当座預金に入金、納税で信用を買う為だ。

今月、使ったお金は税込み8600万円、残金は2億1千万円と評価額1億1千万円の優良資産。


来月から農協にある不良債権に田圃を少しづつ買い漁る、田圃、畑、原野を集めてバブルに売り飛ばす。そしてバブルが飛んだら買い戻すべ。



                                              


人称の使い方や誤字脱字をお許し下さい。


評価とブックマークをお願いします。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[良い点]  過去の記憶を元に成功するという内容だと理解しました。 [気になる点]  初小説ということですが、小説の書き方というかお作法があります。お作法から少し外れているので、内容を読まない読み手様…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ