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普通じゃない子  作者: 東雲光流
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いつもより早く目がさめてしまった。


顔を洗ってたら、お父さんがきて

何も言わずに頭を撫でて、行ってしまったよ。


ごはんを食べて

学校に行く準備をしてたら、

お母さんが小声で言った。


「先生に文句言わない方がいい?」


僕は思わずふき出してしまったよ。


「お母さんの迫力に負けて先生きっと泣いちゃうよ?

どっちでもいいけど。」


お母さんもふき出して、


「そーだね。

今回は見逃してやるか!

でも今度お前を傷つけたら許さない!」



まるで悪巧みをしている2人みたい。


ニヤニヤしながら玄関で靴をはいたら



お母さんが、弟にするみたいに


「大好きだよ!」


ってホッペにキスをしてきた。


「やめてよ!恥ずかしい!」


思わず言っちゃったけど…


本当いうと

とても嬉しかったんだ。



「行ってきまーす!」


車に気をつけてね!


お母さんの声と同時くらい


ドアがしまる寸前に、

早口で言ったから聞こえたかなぁ?


「お母さん大好き!」



今日はいい天気。


すごくいい天気だよ!








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