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普通じゃない子  作者: 東雲光流
3/6

3



先生の電話を泣きそうな気持ちで待っていたよ。


お母さんは今度こそ僕を嫌いになるだろう。

“普通じゃない子”なんかいらないって言われたらどうしよう…。


夕飯の時間になっても

お風呂の時間になっても

先生からは電話はかかってこなかった。




とうとう寝る時間になって


明日の時間割をそろえながら、

明日の学校に行っていいんだろうか?と思ったら急に怖くなった。


そしたら、

どんどん怖くなって


吐き気がしてきたんだ。



「お母さん…気持ちが悪い」



弟を寝かしつけているお母さんは忙しいから怒るかな?って思ったけど

本当に吐きそうだったから、ガマンができなくなって声をかけたんだ。



「大丈夫?熱はないみたいね?他は頭痛い?お腹は?」



僕の額を触って、ホッペやお腹を触ってくれたお母さんの手が、

凄くあたたかいから

涙が出てきて止まらなくなってしまった。



お母さんは、

寝てしまった弟をベッドにそっと寝かして

いつものように


「おやすみ。大好きだよ。」


とキスをしてから、

僕のところに急いできてくれた。






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