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第6話 パーティ結成!―7

 相手の数は、ペトラルカとラウラを含めて全部で七人。

 こちらは四人……いや、戦力にならないぼくを除くと三人なのだから、倍近く戦力差があることになる。


「しっかし、こいつらホントに王都に向かおうとしてたッスね。私には、なんでわざわざ敵陣に突っ込もうとするのか、理由がちんぷんかんぷんッス」


「男には、それでも行かなきゃならない時があるってことよ。なぁ、そうだろ?」


 ペトラルカは黒い短剣を抜くと、馬の上からナギに切っ先を向けた。


 ペトラルカはもう気付いているのだろう。

 ぼくらにとって、リンがいかに大事な存在で、執着すべきものだということを。


「さてね……ただ道に迷ってただけかもしれないぜ?」


「うそぶけよ。ただ、ゼロゼロイチは俺らにとっても大事な兵器なんだ。そう簡単に渡すわけにはいかない」


 兵器、という単語にナギの体がピクリと反応した。

 気持ちは分かる……ぼくだって、大事なリンのことをそんな風に言われたら腹が立ってしょうがない。


 リンは兵器なんかじゃない、ぼくらにとっては幼馴染の一人なんだ。


「そのゼロゼロイチって呼び方……止めてくれねぇか? あいつにも名前があるはずだ」


「…………はぁ、名前?」


 てっきり、ナギは怒りのあまりそう言ったのだと思ったが、ペトラルカの反応を見るに違うらしい。


「悪いけど、アイツに名前なんてないッスよ。元々、うちの研究施設で作られた兵器なんスから」


「そうそう……ってラウラ、お前はそれ以上余計なことを言わなくていいっつの」


 ペトラルカに叱られて、ラウラはハッと口を押さえて頭を下げる。


「ご、ごめんッス。つい……」


「ま、そうカッカすることでもねぇか。どうせコイツらは――」


 ペトラルカの目が怜悧に細められる。

 それが戦いの合図だった。


「この場で死――」


「はいセリフ言い切る前にドォォォォォォォォォーン!!」

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