表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
58/354

第6話 パーティ結成!―2

 ――デンスの場合。


「あらシュー様、もしかして私のことを心配してくださっているのですか?」


 両手を合わせ、嬉しそうな顔をするデンス。

 いや、確かにそうなんだけど、問題はそういうことじゃなくて……。


「デンスって、確かいいとこの貴族の生まれなんでしょ? だったら、王都ルクスパレスに敵対するようなことは、やめた方がいいんじゃないかと思って」


「まあ、確かにそれはそうなんですけど……。……彼らのやり方はこの目で見た通りですし。ここで引いてしまっては、それこそパトリシエ家の名折れというものですわ」


 デンスは自身の正義感からついて来てくれているようだが、正直、そのために彼女を危険に晒してしまうのは良くないことのように思えた。


「あ、あのさデンス。何も役に立てないぼくが、こんなこと言うのもどうかと思うんだけど……デンスはやっぱり、ぼくらと一緒に居ない方が良いと思うんだ」


 はっきりとぼくが言うと、デンスは驚いたように顔を上げる。

 そしてその顔は徐々に……恍惚とした表情へと変化していった。


「やっぱりシュー様は……可愛いだけでなく高貴なお心をお持ちなのですね!?」


「は、はぁ!? いきなりなにぃ!?」


 掴みかかってきたデンスの右手を避けると、そのままバック飛行をする。

 デンスははぁはぁと息を荒くしながら、徐々にぼくに迫ってきた。


「その美しい心……それこそが私の求めている騎士道精神ですわ!! やはり私は、シュー様についていくしか他ないのです!!」


「わ、分かった! もう分かったから追い詰めないで! 落ち着いて! ぼくが悪かった、悪かったからっ!」


 変にデンスを刺激して、興奮させてしまった……。

 ぼくが悪いのかはよく分からないけど、デンスもデンスなりに納得して来てくれているようなので、これ以上は突っ込まないようにする。


 なんだかんだで、二人ともお人好しで正義感が強いというのが、ぼくらに同行してくれる理由なのだろう……たぶん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ