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契約?

「んー・・・・」

将太は体を伸ばしやっと目が覚めたあと、ベットから起きずにそのまま手をカーテンに持っていく。

カーテンが開くとギンギラな太陽が顔を出す。

すると後ろに気配を感じる。

ふと左を向くと、足があった。

まだ眠いのかよく顔が見えない。

(多分お母さんだろう・・・・)

「勝手に入るなって言っただろ・・」

「・・・す、すみません・・」

「あれ父さん?」

「あの~~・・・・なんかすみません」

「いつからそんなに声小さくなった」

「だからあの~・・・・・」

そしてやっと将太は目が覚めてきてだんだん相手の顔が明白になってくる。

「・・・・!!」

「あの~・・・」

「だだだだ、誰だテメー!!」

「わっ、ななんですか」

「いや、他人の家に普通に入る方がびっくりするわ」

よく見るとそいつは少し地面から浮いている。

「しかもよく見ると人間じゃねーじゃん!?」

「だって悪魔ですもん」

「・・・・・・・・」

将太は呆然としていた。

(そもそもこの世に悪魔っているのか・・・・・)

将太が焦っていると

「あの僕、悪魔です。」

「わかったからとりあえずなぜここにいるか答えろ」

するとその悪魔は正直に話し始めた。

「え~まず自己紹介ですかね、レムと申します。本名はゼルファル・レムです・・・」

「あそう、それでここに来た理由を言ってくれ」

「そうですね~・・・・」

この答えには少しためらっているらしい。

「言えない理由でもあるのか」

「いや、・・・・・理由はないです」

「はい?」

一度聞きなおす。

「あの、ここに来た理由は特にありません」

「え、俺ってこうゆう場合は選ばれし戦士とかじゃないの?」

「はい・・・・・・、一応僕は選ばれし悪魔ですけど・・」

「・・・・・、じゃもう一つ質問する」

「どうぞ」

「強いの?」

「ええ」

「つまりだ、悪魔界でも強くて選ばれた悪魔が選ばれてもいない地球人の俺をなんとなく選んでここに来たということか?」

「そうなります」

「おまえは馬鹿か」

将太は困り果てている。

この悪魔は何が何でもなんとなく行動をとる、とても選ばれたとは思えない。

「あの、それで僕と契約します?」

「いいや」

「そうですか」

「・・・・・・・・・・いや、ちょっと待て」

「はい?」

「いやお前と契約して俺への利益はあるのかということだ」

「・・・・・えー三つほどあります」

「教えてくれ」

「一つ目は、あなた自身も悪魔の力が使えます二つ目は時間を止めて自由に遊べます三つ目は願いが叶います」

「うーんかなりよくね?」

「かなりいいですよ」

「じゃあ契約するわ」

「てかあなたが起きる前から契約してますけどねあはははははは」

「あはははははははは・・、じゃねーよ!!!!」

「えっダメでした?」

「許可をとれ!!!」

そして俺らは契約を交わした。



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