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仲間の絆  作者: 零凜
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第5章山間の村で

第5章山間の村で


菊田視点


大「そう言えばノアが今回は1ヶ月くらいにしてけって」

東「なんでだよ?」

ル「1ヶ月くらいのほうがいろんなところに進めるからだって」

原「ふーん」

そんな会話をしながら歩いて地図にあった山あいの村に向かう。他にもどんな所かなというような会話や、

コンクール曲の事まで話してた。

そんな感じで歩いていった。

けど山あいのむらについたとき目を疑った。

なぜなら廃村と化していたから。

原「ひどい・・」

武「誰が?」

大「決まってるだろう。あそこにいるオーガどもだろう。」

よく見るとオーガとスライム、それに火があった。

小「ねえ久狼あの火って何?」

大「あれはウィスプだよ」

それじゃ嫌でも・・

菊「たたかうしかないな。」

東「そうだな」

菊「それじゃあ一気に行きますか。」

みんな「おー」

そんな感じでうちらはオーガたちにむかっていった

うちらはまず始めに雑魚どもを倒す事を優先した。

(雑魚=スライムなど)

にしてもスライムやウィスプの数の多さには多少びっくりした。

この前の倍はいる。これじゃあキリがない。

ここでいい事を思いついた。

ルファも真奈美も水系の魔法が使えるということは・・

菊「ルファ、真奈美、二人でウィスプを頼む。」

ル「わかった。」

小「了解」

吉「美聡先輩うちらは?」

菊「スライムども」

簡単に答えて攻撃に移る。

にしても数が多いのには閉口してしまう。

武「どんだけいんだよ。」

呑「あ、拓馬が切れた、珍しい」

吉「亜夢美、珍しがっている場合じゃないよ」

呑「そうだった」

武「いちいち珍しがるなよ」

2年生3人組って半分くらい漫才トリオになってるよ全く。

原「美聡あの三人漫才トリオ?」

菊「そうかもね」

なんだかんだうだうだやりながら雑魚を倒し終わって

やっとオーガに挑む事にした。

その前に・・

呑「回復します?」

原「そうだね。」

呑「それじゃあ拓馬、真奈美準備はいい?」

小「OK」

武「いいよ」

呑「それじゃあ」

呑、武、小「ヒーリング」

3人いっせいに回復魔法を唱える。

菊「それじゃあ回復した所で行きますか。」

みんな「おう」   


武田視点


強い、強すぎる。

オーガとたたかって感じたのはただそれだけ。

草原の時のオーガに比べて速さも、強さも一気に上がっている。何で。

東「強すぎる。なんでだ?」

ル「知りませんよ。」

大「わからねー」

そんな事を言いながらたたかっている。

そんな中亜夢美だけ攻撃をよけながら本を見ている。

何やってるんだあいつ。

武「何やってるんだ・・・」

言おうと思ったら、

呑「いいやこれでヴェルヴァイン」

あ、なるほど魔法を探してたのか。

亜夢美の周りに電気の輪が出来、オーガに向かって飛んでいく。

しかもしっかり命中している。けど

それでもオーガはびくともしない。

呑「ちっ」

亜夢美がかるく舌打ちする。

だったら僕もやりますか。

本を開くと最初に「フリーズウィンド」と言う魔法が目に付いた。けど

「ただし風魔法の使えるものとでしか使えない」

と書いてある風魔法が使えるのといったら

武「真奈美ちょっときて」

小「何」

オーガの攻撃を飛びのきながらかわしていた真奈美が

やはり攻撃をかわして飛びのいたりしながらやってきた。

武「この魔法やれそう?」

そう言って真奈美にそのページを見せる

小「多分」

あっさり答えが返ってきた。

武「それじゃあせーので」

小「うん」

武「せーの」

武、小『フリーズウィンド』

二人の声が重なって同時に風が冷気ととがっている氷を載せ

オーガに向かっていく。

けどオーガのそばには真央がいた。

それに気づいた時

小「あ、先輩!」

言うが早いが走り出し真央にぶつかる。

結果二人して魔法の範囲の外にぎりぎりで出る。

吉「いってー何すんの」

小「だってー先輩にうちが出した魔法が

  あたりそうだったから・・・」

真奈美はそう言い訳しているのがきこえた


吉谷視点


痛い。

さっき真奈美がぶつかってきてかなり痛かった。

なんか慌ててたけど何で?

さっき聞いたとき真奈美が出した魔法がオーガだけじゃなくって

うちにもあたりそうになったって言ってたけど。

小「ごめんなさい・・・・」

真奈美はそういったきり黙りこんでしまった。

しかもさっきから左手首を抑えている。

でも顔をあげてオーガを見たとき一瞬で何で慌ててたか

わかった。オーガはずたずたになって倒れてたから。

小「本当にごめんなさい。」

さっきよりも小さい声で謝る。

吉「いいよ別に理由がわかったから。それより

  手首どうしたの?」

小「え、さっきかるく手首をひねったみたい」

吉「大丈夫?」

小「うん

そんな事を話していると、

菊「二人とも大丈夫?」

吉「大丈夫。真奈美のお陰で何ともない。」

原「そう良かった。」

武「ごめんよく確認すればよかったのにしなかったから。」

吉「え、拓馬も魔法使ったの?」

そう聞いたら、え、知らなかったのと逆に聞かれた。

もちろん私は知らないといった。

吉「だって真奈美は自分ひとりだけみたいな言い方したから」

東「もしかして真奈美が嘘ついた?」

会話に昌彦先輩も入ってきた。

吉「そうなの?」

小「うん・・・」

え、何で嘘ついたの?

吉「何で?」

小「だって・・・」

拓馬先輩と、って言ったら真央先輩が拓馬先輩を責める

んじゃないかとおもって・・嘘ついたんだ

そう言って真奈美はまた黙り込んだ。

そうか・・さりげなく真奈美は拓馬をかばってたんだ。

吉「馬鹿だね。そんなことで責めたりする訳ないじゃん

  そんな心配しなくていいのに」

小「そっか」

そう言っては真奈美が笑った。

つられてうちも笑った。なんかみんなのいる所で

笑ったのは久しぶりのような気がする。

清「それじゃあオーガも倒したし行こう」

大「そうだな。今から出れば明日には大都市ミリオンにつける」

みんな「うん」

そろそろ日が暮れる。早く行こう。

       第5章完



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