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第4話

「さっすが、ひな……千影様っ!百合ゆり感激です」

「そう?ありがと」


このすっごくかわいい子は木下百合きのしたゆり

すごく幼く見えるけど中2。

そしてこの子も不良。

まったくそう見えないんだよね。

背は低いし、声は高いし。

でも、不良。


「百合、一生千影様についていきます!」

「遠慮しときます」


一生ついてくるのは迷惑かも。

なぜかあたしにすっごくなついている。

謎だなぁ。


ほんとにこれでいいのかな?

あたし、何度も同じことを思ってる。

百合、こんなにかわいいのに。

あたしについてきていいの?

間違ってる。

間違ってるよ。

百合は来ちゃいけない。

こっちの世界に来ちゃいけない。


前に聞いたことあったっけ。

不良でいいのって。

そしたら百合は言ったよね。

「これでいいんです」って。

笑ってた。

でも、すごく悲しそうだった。


問い詰めはしないけどさ。

不良には、いろいろあるから。

あたしだって例外じゃないし。

こういうことって聞いちゃいけないの。

不良の中の暗黙の了解だから。

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