表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
レジェンド探偵 ASAKURA ~俺のハードボイルドに触れると火傷するぜ(俺が)~  作者: Sakamoto9


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

44/59

第44話 リンゴとバナナ?

 じゃぁ、このリンゴ、いや、ルビナってのか。これからいってみようか。


パクっと。


「うわ、え? めっちゃ甘くて、ねっとり柔らかいぞ? これってバナナか?」


「え?アヤヤ? なにそれ?」


「いや、アヤヤじゃなくて、バナナ。そういう果物があるんだよ。」


じゃ、次はバナナみたいなの、サンバルだったかな? これを食べてみるか。


パクっ。


「えぇ? 甘さの中に酸味があって、シャキシャキ、ジューシー。これってリンゴだよな?」


「マンゴ?」


「いや、マンゴじゃない、リンゴ。マンゴじゃ更に違う果物になっちゃうよ。」


「うーん、そのアヤヤとかマンゴとかって、貴方の世界の果物なの?」


「バナナとリンゴな。 そうだ、そういう果物があるんだ。ルビナっ赤いのが、見た目はリンゴにそっくりなんだよ。でも味はバナナだった。で、サンバルって黄色いのが見た目はバナナにそっくりなんだけど、味はリンゴなんだよ。」


「なんだかゴチャゴチャして良くわからないわね。要するにルビナがアヤヤだけどマンゴで、サンバルがマンゴだけどアヤヤだってこと?」


「いや、アヤヤとマンゴじゃないし、マンゴってのは更に別の果物だから、もう話がぐっちゃぐちゃでオレにも整理できない。まぁ、いいや、簡単に言うと、オレの居た世界にも似たような果物がある、ってことだ。」


「そう、じゃ、食べ慣れてるってことで良いんだよね?」


「あぁ、味はそうだ。 ただ、見た目とのギャップがちょっとな・・。」


「あぁ、美味しかった。朝から新鮮な果物食べて、幸せだわー。 さ、朝食はどうするの? どっかに食べに行く?」


「はぁ? 今果物喰ったろ。」


「え? 果物は朝食じゃないでしょ?」


「そうなのか? オレの世界では、果物も朝食の一種だぞ?」


「あ、そういうことなの? ここでは、朝起きたら、まずは果物食べて、それから朝食を食べるのよ?」


「朝から結構しっかり食べるんだな。 まぁわかった。じゃぁ、朝飯食べに街に出てみるか。」


ネコ娘と2人で大通りまで出てきた。


「朝から結構店が開いてるんだな。みんな外で朝飯食べる感じなんだろうな。」


「そうかもね。昨日の2軒目の店も24時間開いてるって言ってたしね。」


「そういえばそうだったな。で、何が食べたい?」


「そうね、朝はやっぱりチーズパイとハーブティーが良いかな。」


「チーズパイ? 面白そうだな。それにしよう、それはどこに行ったら食べられるんだろう?」


「たぶんだけど、どこの店でも食べられると思うよ。朝食の定番メニューだから。」


「そうなのか。それじゃ、そこの店はどうだ? 軒先にテーブルがあるところ。外で食べたら気持ちよさそうじゃないか?」


「うん、アタシもそこが良いな。」


食堂の軒先のテーブルに座る。


「いらっしゃい。なにしましょ?」


初老のスタッフがコップと水差しをテーブルに置きながら言った。


「アタシ、チーズパイとハーブティーください。」


「チーズパイはクラシックとベーコンと野菜があるよ。」


「うーん、じゃ、ベーコンチーズパイにする。」


「オレは、その野菜のチーズパイでハーブティーをもらおうかな。」


「ベーコンと野菜ですね、お待ちください。」


スタッフが店内に戻っていった。


「なぁ、こんなことは聞かれたくないかもだけど、キミはずっと監獄に居たんだよな? それでもやっぱり朝食はチーズパイとハーブティーだったのか?」


「別に、聞かれて困ることでもないけど・・。 そうね、メニューで言えば、。チーズパイとハーブティーだったよ。 ただ、チーズの香りがちょっとする感じがしないでもない、って位の硬いパイっていう名前のパンみたいなのと、ほんのりとハーブの香りがするって言われたら否定はできない位の薄いハーブティーだったけどね。」


「なんだか、すごい表現だな。 それって、単なる硬くなったパンとお湯じゃないのか?」


「まぁ、実際はそうだったのかもね。でも看守は、チーズパイとハーブティーだって言ってたし、それしか食べたことないから、それが本当かどうか解らなかったしね。 だから、今から出てくるチーズパイとハーブティーは楽しみなんだ。」



「お待たせしました、チーズパイとハーブティーね。これがベーコンで、こっちが野菜です、ごゆっくり。」


テーブルにチーズパイとハーブティーが並んだ。


「へぇ、チーズパイって、オレが想像してたのより全然小さいんだな。一口サイズって感じなんだ。」


「だって、朝、もう果物食べたでしょ?」


「なるほどな。少しづつバランスよく食べるって感じか。なんだか朝からガッツリ2回も食事するのかと思ったよ。」


「そうね、健康に気を使ってる人は果物の方が多めで、体使う男の人とかは、チーズパイの方が多め、みたいな感じで食べるかな。 さっそく頂いちゃおうっと。」


ネコ娘がチーズパイを指で半分に割った。


「うわっ、熱い。そしてチーズがたっぷりだ。ベーコンもたっぷり入ってるし、おいしそうだ。」


半分に割ったチーズパイを口に運んだ。


「あ・・ 熱い・・。 ほふほふ・・。 でも、おいひい。」


「おいおい、口に物入れたまま喋るなよな。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ