2,お嬢様とお買い物
日の指したいい天気日和、今日はお嬢様と一緒に売店を見に行きました。昨日の事があったので少しでも元気になってもらいたかったので僕が提案した次第です。
お嬢様、あちらにきれいな髪飾りがありますよ。少し寄って行きませんか?
レイン「そうね…」
聖女は世界の女性の憧れではあるのですが、いざ聖女にならないと心に感じている重みが理解できないはずです。
世界中の人々の治療に行くため、休む暇なく各地方に行き、まるで奴隷のように働く様は見るに堪えません。
「憧れ」というのは聖教会、神を崇める団体が勝手に聖女は裕福だとか、楽な仕事だとか広めてしまったのが原因だ。
聖女=憧れ・美しいではなく、聖女=奴隷と言ったほうが正しいまである。
レイン「リース…早く行きましょう」
リース「はい!」
お嬢様は髪飾りを見て私に選んでほしいと頼み込んできました。僕はどれがいいだろう?と思い悩みましたが、一つだけ「これだ!」という物を見つけました。
リース「お嬢様の瞳と同じ、ルビーの髪飾りなどいかがでしょう?」
この髪飾りは「カランコエ」という花の形をした髪飾りで、カランコエの花言葉は「あなたを守る」という意味があるがお嬢様には内緒にしておこう。
髪飾り屋を出ると領地の大門の方で大きな声がしました。
「助けてくれ、仲間がッ…」
僕はこの間獲得した「千里眼」を使い鳥を通じて遠くの大門の方を見渡しました。
大門には複数人というか冒険者パーティでしょうか、その中の一人右半分を焼かれた状態の人がいました。この怪我であれば教会にいる神官様が治してくださると思ったが、今治療しているのが神官様でなんだか治せていない様な雰囲気でした。
レイン「私が行かないとだめなの…」
お嬢様は震えていた。お嬢様の力なら助けることができるがそれと同時に、色んな人にお嬢様が聖女だとバレてしまい領地いや国一つの出来事では済まなくなる。
その時です。マリア様が瓶を持って冒険者のとこまで駆けつけました。
マリア「マリア印のハイポーションをくらいなさい。」
あれはマリア様がやっているお店のハイポーションではありませんか。そちらを、冒険者にかけるとだんだん火傷した部分が消え去り、全回復したではありませんか。
冒険者「ありがとう御座います…ありがとう御座います。」
その場にいた全員がその回復力を見てマリア様の商品を買いたいと思ったはず。
リース「良かったですねお嬢様、お母様のマリア様が駆けつけたので…」
レイン「うん…」
リース「ちっ…ちがうお店を見に行きませんか?」
レイン「うん…」
その後はレストランに行ったりお洋服を見に行ったりして一日を終えた。