太古より守られし鉱山⑨
攻撃の苛烈さがドンドン増すミスリルとの戦いは最終局面を迎え俺たちは前を向きミスリルと戦っていた。
「アクアボム!!」
俺が魔法でダメージを与えたところをすかさず他の皆が追撃する。
「ロケットフィスト!!」
バルカンの攻撃が見事にヒット。ロケットフィストは名前の通り魔力で出来た拳が飛んでいくというシンプルな技だ。戦いを終わらせるためそこに更に強力な攻撃がくる。
「フレイムセイバー!!」
灼熱の炎を纏ったソルの剣がミスリルに襲い掛かる。
【見事だ。冒険者達よ】
【ユニークシリーズ鉱物の真なる凍てつく魔鉱 ミスリルの試練をクリアしました】
【ミスリルより報酬が配布されます】
クリアの通知が来たので長時間の戦闘で疲れていた俺たちはその場に座り込んでしまった。
「はぁ~疲れた」
「ギリギリだったな」
「疲れましたね~」
「こんなクエストは初めて」
【よくぞ突破して見せた冒険者達よ】
ミスリルが俺たちに話しかけてきた。
【皆に渡した報酬にはこのダンジョンの地下にあるミスリル鉱脈がある鉱道に行ける許可証を入れてある。存分に活用するのだ】
それってミスリルが時間の許す限りいくらでも取れるってことか!?
【それではまた会おう。帰る為の転移魔法陣はそこにある】
そう言ってミスリルは玉座の奥にある通路に消えて行った。
「とりあえず帰るか。皆疲れてるし」
他の皆が俺の言葉に賛成するように顔を縦に振りて全員で転移魔法陣で近くの街スノーに戻ってきた。時間も夜遅い時間なのでNPCもプレイヤーもほとんどいない。今日はスノーで宿をとって休む事にした。全員が部屋に入っていき俺もテイムモンスター達にご飯を上げてからログアウトした。疲れすぎて泥の様に俺は眠った。
翌朝、俺は再びゲームにログインした、スマホにメッセージがソルから飛んできてゲーム内で会うことになっている。集合場所として俺の家を使うことになっているので準備を整えた後テイムモンスター達にご飯を準備する。テイムモンスター達用のご飯の準備が完了し家を歩いて回る。大食漢のカリンからご飯を持って行ったり何だかんだと忙しくしていると家のベルが鳴る。玄関前にはソル以外にもバルカンにダルクがいて今回の話し合いのメンバーがいた。
「皆揃ってるな。さあ入って」
サンドキャットのモチと一緒に出迎える。
「お邪魔します」
リビングに到着し話し合いを始めた。
「実は今ゲーム内がユニークシリーズで騒ぎになっているんだ」
「何故そうなってるんだ。ミスリルの試練を突破したのは昨日の事だぞ」
「ゲーム内で運営から全体告知があったそうです。ユニークシリーズの試練を突破したプレイヤーが現れたと」
「その告知もあって上位のクランやパーティの間ではユニークシリーズ探しが始まってるらしいです」
「その影響で攻略者は誰なんだと騒ぎになっていてな。いつ俺たちが攻略者だとバレてもおかしくない」
「じゃあどうするんだ?」
「そこで提案なんだが。俺たちでクランを作らないか」
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