太古より守られし鉱山⑧
ダルクにより鉱物毒が解除されたミスリルは次の一手に出る。ミスリルは地面に手を付き魔法を発動した。ミスリルは地面からアイスゴーレムを召喚してきた。俺たちに数を合わせるように4体出てきた。
【乗り越えてみせよ冒険者よ】
「全員が分担して一体ずつ相手するぞ」
アイスゴーレムは物理も魔法も防御が硬くカチカチだったが弱点を突くことでダメージが通ることが分かったからゴーレムの処理はあっさり終わりゴーレムフェーズ中は一切攻撃をしてこなかったミスリルに向き合おうと思った瞬間に倒したゴーレムのに光が俺たちに吸い込まれていった。
【魔法系および物理系の攻撃力が上昇しました】
ゴーレムを倒したご褒美なのかバフが付いた。このバフは長時間持続するみたいだから落ち着いてミスリルと戦える。
【我の配下を倒したご褒美を得てどこまで戦えるか見せてもらおう】
ミスリルは再び魔法を使用し一部の地面を変化させた。明らかに入るとヤバそうな感じだから入らないように全員が立ち回る。更にミスリルは何かの魔法を使用したが何の魔法か分からなかったから注意して攻撃を開始した。だがミスリルの展開した謎の魔法はすぐに判明した。バルカンとソルがミスリルに対して攻撃をしたらガキンッ!!という金属音を立てて攻撃が弾かれていた。
「二人とも何があった」
「あのヤロウ、魔法でバリアを展開しやがった」
バリアはプレイヤーの使う魔法でも存在するが敵が使ってくるのは見たことがない。全員がバリアを割るために全力で動き出す。ミスリルのHPも残りわずかの所まで来ているからな。
「攻撃しまくってバリアを割るしかない、全力で行くぞ!!」
俺も魔法の詠唱をすぐさまに開始する。皆が全力で攻撃を開始したことでバリアはバフのおかげもあってすぐさま割れたが一定回数の攻撃を当てると回復してしまう仕組みになっているらしく面倒だったがこのバリア破壊はバルカンが活躍してくれた。攻撃回数の多い攻撃でひたすらに攻撃し何度もバリアを破壊する。俺とダルクは後方から魔法で支援しつつ立ち回るが俺は確認不足でミスリルが変化させた地面の範囲に入ってしまった。
変化した地面に入った俺は体に高重力が掛かったかのように移動速度が大幅に下がっていた。即座にマズいと悟った俺は抜けようと試みるが移動速度低下が協力で中々抜け出せない移動速度が低下した俺に向かってミスリルがすかさず魔法を放つが俺の魔法の詠唱が間に合い攻撃を防ぐ。
ミスリルのHPが半分以下になり決着の時が近づく
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