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生き物好きが行くVRMMO記  作者: 橙谷 語
冒険の始まり
33/37

太古より守られし鉱山④

ようやくボスHPは半分を切りそろそろ決着が見えてきた。


「気力を振り絞れよ。ここからだぞ」



ソルが皆に声をかけると終盤になり攻撃が激化しているガンセキマジンから再度攻撃してくる。全員慣れてきたため回避も早くなってきた。そして俺の魔法でHPがごく僅かになりガンセキマジンが大技らしき構えをとる。大きい手を地面に振り下ろしたガンセキマジンの目の前に地魔法のアースクエイクの効果範囲と結晶爆弾が生成される亀裂の両方が同時に現れた。



「これを躱して見せろってことか!!」


「全員回避に専念しろ!!」



大急ぎで全員が範囲外から出て攻撃を回避する。結晶爆弾もさっきより効果範囲が広がっていたがスキルをフル活用して回避しきった。



「これで終わりだ!!いい加減倒れろ!!」



全員で攻撃しガンセキマジンはようやく倒れた。


【ガンセキマジンが倒れました】


【第二層への階段が解放されました】


【報酬が配布されました】



システムメッセージから届いたメッセージを見て報酬を確認する。まあ報酬といってもミスリルと宝石と金が大量に手に入っただけだが。



「じゃあ早速第二層に行くか」



一斉にみんなで第二層に続く階段を下りる。階段はそんなに長くなく直に第二層に到着した。第二層は第一層と同じように明るく輝く洞窟だった。ただ光り輝く結晶の色が単色ではなく赤だったり青だったりと基本的な七色の結晶が壁一面にある。その幻想的な光景を見ながら休憩を挟みながら雑談しつつ進む。



「そういえば見ていて思ったがバルカンってスポーツやってるの?」


「はい!!体操をやっています!!」


「なるほどなぁ。だから戦闘の時に回避で自然とムーンサルトとかやってたのか」



そんな雑談を交えつつ第二層を進む。第二層も第一層と同じく迷路のように広くマップを埋めるのに時間を要した。エンカウントする敵はゴーレムやバクダンガンセキの様な無機物系から宝石を纏ったモグラや蛇など動物系になっている。



第二層の探索を進める俺たちは広大な洞窟を歩き回る。回収できるミスリルはあらかた回収し宝箱の位置などの情報も出来るだけ集めた。クリアした後で情報を売るらしい。宝箱からは高レアリティのアイテムや武器防具が出て皆嬉しそうだった。だがある敵と遭遇したことで皆に緊張感が一気に走る。



【レアエネミーのジュエルワームと遭遇しました】



宝石を身にまとった巨大なミミズの敵に遭遇した。しかも洞窟内を自由自在に潜りながら襲ってくるため位置を掴みづらい。



「全方位を警戒するなんて無茶な事を要求する」


「やるしかありませんね。ディフェンスフラッグ!!」



うちのテイムモンスター達も全方位を全力で警戒しているがジュエルワームが顔を出しては魔法を撃ち地面に潜るを繰り返しているのもあってこっちの攻撃が全然当たっていないためジュエルワームのHPは僅かしか減っていない。



このままだとジリ貧な状況が続くだけだ。どうしたもんかな

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