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生き物好きが行くVRMMO記  作者: 橙谷 語
冒険の始まり
32/37

太古より守られし鉱山③

ガンセキマジンとの戦いが始まった俺たちはガンセキマジンのギミックや弱点を探りつつどうにか全員生き残っていた。



「水属性が弱点なのはわかったが硬すぎるな」


「魔法に対する耐性と防御が高いせいで思ったよりダメージが出ないですね」


「弱点の結晶を攻撃するのが一番良さそうだね」



弱点の結晶の部分をあの手この手で攻撃したことでようやくガンセキマジンのHPが半分に行きそうなのだ。全員適正レベルだがHP半分にするまで一時間を超える戦闘だったからか皆に少しだが疲れが見える。



皆で声を掛け合いながら戦闘を続けボスのHPをようやく半分削り切った。



「警戒しろ。パターンが変化するぞ」



ソルからの声かけで皆が警戒する。するとガンセキマジンがさっきからずっとやっている遠距離パンチのモーションを取る。



「パンチだ。避けろ!!」



俺が声を出したと同時に皆が散開する。だがパンチは俺たちの予想より早くバルカンを目掛けて発射された。



「危な~い、これパンチを溜める時間が短くなってます」



バルカンの機動力が高かったおかげで溜めが短くなったパンチを躱せたがもう少し気づくのが遅かったらバルカンはペシャンコになっていただろう。パンチに少し驚いていると次の構えをボスがとる。両手を上げる構えはさっきもやっていた地魔法のアースクエイクだ。そして高難易度ダンジョンでの運営からの救済措置なのか効果範囲が赤色で表示される。その効果範囲はさっきよりも圧倒的に広がっていた。そのことに気づいたメンバーたちはすぐさまに扇状の効果範囲から範囲外のボスエリアギリギリの壁際に走る。



壁際にたどり付いた俺たちの目の前にはさっきとは比較にならない衝撃波をだすガンセキマジンがいた。それを見た全員が買わせたことに安堵した。たが安堵も束の間俺たちは攻勢に出る。アースクエイクを撃った後は長い硬直時間があるそれを見逃さない俺たちではない。



「メル俺に合わせて水魔法を撃ってくれ」



「キナコとモチも頼む」



俺は壁際から移動し魔法の射程距離まで移動、テイムモンスター達に指示を出し一緒に魔法を撃つ。バフなども積んでの全員での弱点攻撃で少しずつガンセキマジンのHPが減っていく。しかしHPが減ってきたガンセキマジンは再びアースクエイクと同じ構えをとる。しかし範囲が表示されなかったためアースクエイクではないと即座に全員が判断し警戒する。ガンセキマジンはアースクエイクと同じ構えから両腕を地面に振り下ろすと地面に亀裂が入り一定間隔で光り輝く岩石を纏った結晶が現れた。その光方に見覚えがあった全員が範囲外に即座に逃げ出す。逃げた瞬間からガンセキマジンの手前にある結晶から奥に向かって順番に結晶が爆発していくのが見えた全員が全力で逃げる。比較的後方で逃げる余裕があった俺は逃げ切れたがダルクとソルがギリギリ範囲から出られず瀕死状態になっていた。



「ダルクとソルは下がって回復してくれ。ボスは俺とバルカンで抑える」


「頼みます!!」



二人が戦線復帰するまで時間稼ぎをする俺とバルカン何とか持ちこたえつつボスのHPを減らしていた。



「バルカン。大丈夫か持ちこたえられそうか」


「はい何とか。でもそろそろ限界です」



ギリギリのところで持ちこたえている俺とバルカンだがようやくソルとダルクがHPとMPを全快にして復帰してきてくれた。



「待たせたな」


「お待たせしました。早く決着付けますよ」



二人が復帰したことでドンドンとボスのHPが減っていき決着に向かっていく

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