砂漠からの帰還
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砂漠を後にした俺たちは俺の家でお疲れさま会をやろうということになり俺の家に来ていた。ホワイトを屋外スペースに連れて行ったあと玄関から家に入る。入ったらキバが出迎えてくれた。
「おおキバこっちにおいで。どうぞ入って入って。ちょっと狭いかもしれないけど」
「そんなことないよ。お邪魔します」
キッチンの近くのダイニングに到着して早速料理と餌の準備に入る。
「ダイニングの椅子に座って待っててくれ。準備するから」
「オッケー。しかしこの家はまるで動物園だな」
俺はテイムモンスターの皆に出すご飯の準備をしながら答える。
「そうかな。俺からするとまだまだなんだけど」
「どれくらい増やす気なんだ?」
「限界までかな。上限まで行くつもりでやるよ」
「お前なら本当に行きそうで怖いよ」
そんな会話をしていたらソルに出す用の料理とテイムモンスター用のご飯が完成した。
「ソル。この飯を食べててくれ俺はテイムモンスターにご飯あげてくるから」
「美味しそうだ。いただきまーす」
ソルにステーキとご飯とコンソメスープを出して俺はテイムモンスターにご飯をあげる。まずは一番食べるカリンから。カリンにはバケツ一杯に用意した牛肉をあげる。豚肉と鶏肉も上げたが牛肉が一番好きみたいだ。カリンはレベルが上がるごとに少しずつ食べる量が増えていて最終的にはどれだけ食べるようになるかとても不安だ。
カリン以外にもご飯を配っていく。グリーンには魚を5匹ほど。キバにはマウスを五匹。キナコには大量の野菜。ホワイトにも野菜をあげてマゼンタにも約10キロの魚を与える。エルには小さく切ったヒヨコをあげて次はゲンキだが庭に増設した猿型テイムモンスター用の住居スペースを動き回っているのでご飯が来たことを認識させるところから始まる。
「ゲンキ。ご飯だぞ」
俺の声を聴くとすぐさまに目の前に来て俺の手に持っているバナナを見るゲンキにバナナの皮をむいて二本のバナナを手渡す。無事にご飯を食べていることを確認したら次はレインボーシープのメルの所にご飯の野菜を持っていく案の定いっぱい食べるので野菜は大量だ。
そして最後はサンドキャットのモチなんだが確か現実のスナネコは結構ワイルドなんだよな。食べる物も家猫と違って肉だし運動量も高い。近いうちに運動スペース作らなきゃ。また土地を買うのもありだな俺の家と畑のある付近はあまり人気がなくて土地が余っているらしいから。考え事をしながら切った鶏肉をモチにあげてみる。目の前に持ってきたらモリモリ食べだして安心した。
「おーいクロウ」
テイムモンスター達のご飯の為に四方八方に行っていた俺に全部食べ終えたソルから声がかかる。
「今度寒い地域に行かないか。良いテイム可能モンスターがいるらしいんだ」
「話を聞こう。ソル」
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次回から豪雪地帯での冒険が始まります




