中央都市に到着
中央都市編開始です
森を抜けて平原に出た俺たちは道なりに進み門を抜けて中央都市に到着した。
「今まで歩いたどの街よりも大きいなぁ」
色々気になるところがあるがまずは転移陣の登録を済ませた。転移陣の登録を済ませた俺はテイマーギルドに向かった。今まで行ったどの街のギルドよりも大きくギルド内にいる様々なモンスターを見ながら受付に向かう。テイマー職プレイヤーの数も他の町とは段違いに多い。
「よくいらっしゃいました。どんなご用件でしょう」
「オーストリッチ種用の鞍が欲しいんです」
「オーストリッチ種用の鞍ですね。畏まりました。少々お待ちください」
と言って受付の方が奥に行って荷台に乗せて大きな鞍を持ってきた。
「ポーチ付きのオーストリッチ種用の鞍は合計で10万Gです。」
最初は高いな!?と思ったが調べたところによると相当な手間のかかる品らしくとても高価になりがちなんだとか。考えても仕方ないので支払いを済ませて鞍を入手した。これでようやく移動が楽になる。
その後は鞍以外にもグリーン達用のご飯を購入したり。装備を更新したりで忙しく動いていた後に家に戻ってきた。
「今日は早めに落ちるかぁ。明日はゲーム内で待ち合わせがあるし」
明日の待ち合わせの為。俺は今日は早めに落ちることにした。
翌日。予定時間少し前にログインした俺は待ち合わせ場所の大広場でグリーンと一緒に待機している。時間的にそろそろ来るはずなんだが。
「おーいクロウ。久しぶりー」
やってきたのは随分と目立つ純白の服を着た剣士の男だ。
「久しぶりだなーソル」
彼はソル。仕事を通じて知り合った友人である。同い年で話も合うためよく一緒にゲームをしている中だ。
「相変わらず一人旅みたいだな」
「仕方ないだろうソル。ゲームを一緒にできる友人は手で数えられるぐらいしかいないんだから」
「そういえばクロウ。お前掲示板で話題になっていたぞ。ドラゴンテイマーって言われて」
「ドラゴンテイマー!?なんだそれ。恥ずかしいんだけど」
「仕方ないだろう。ドラゴン連れていればそうなるさ」
「それよりクロウ。今から砂漠に行かないか?」
「砂漠?なんでだ。」
「砂漠にあるオアシスに稀に出るらしいんだよ猫が」
「猫だと!?砂漠で猫と言ったらスナネコじゃないか。行く!!」
「決まりだな。じゃあ行くか」
「じゃあホワイト呼び出すからちょっと待ってて。コール!!」
「それが噂の白い鳥かぁ。綺麗な体毛だ」
「ホワイトまで噂されているのか?」
「もちろんだ。他にもテイマーはいるがクロウが連れていつモンスターたちは見たことないやつばかりらしくてな。テイマーたちが掲示板で騒いでたよ」
「ところでソル。俺にはホワイトがいるから移動は楽だがお前は大丈夫なのか?」
「大丈夫だ。俺は買った馬が近くの宿にいるから。」
「じゃあ行くか。」
そういう会話をして俺たちは砂漠に向かった。
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