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生き物好きが行くVRMMO記  作者: 橙谷 語
冒険の始まり
20/37

中央都市に向けて①

海底遺跡ほど長くはありません。多分

金策を考えながらログアウトした翌日。俺は第三の町から北に向かっていた。目的は中央都市に行くためである。第三の町から船でも行けるようだが海のモンスターと戦うことになる為、面倒くささからあまり人気ではなく第三の町から陸路を行くルートが人気らしい。



俺も安定択で陸路を選んだ。今回のメンバーはホワイトとカリン、そしてグリーンだ。キバとキナコとマゼンタは最近凄く頑張っていたので家でお休みしてもらっている。第三の町から出て海岸沿いに進む俺たちの視線の先には大きな山が見えている。あの山を越えたら中央都市に付くらしい。あまり標高がないから準備さえしていけば問題はないそうだ。俺も準備は万端だ。



道に沿って進み1時間ほどかけて整備された山道にたどり着いた。プレイヤーも少しはいるようだ。この道は数日前に発見されたばかりらしく発見当時はプレイヤーでごった返していたそうだが今は落ち着いているようだ。俺たちも山道に足を進める。



山道は深い森の中にありモンスターとのエンカウント率もかなり高い。今戦っている敵はブラウンモンキーというリスザルみたいな見た目の敵で素早い上に近づかれるとアイテムを一個盗んでいくという面倒な敵だ魔法を使ってこないのが救いだな。この敵も瀕死にした後テイムを試みる。



「ウォーターガン!!」



俺の放った水魔法が直撃し周辺にあった木に叩きつけられるブラウンモンキー

は瀕死になり動けなくなった。



「今のうちだ!!」



即座にテイムを唱える。だが一回目は失敗。もう一度唱えてみる。



「テイム!!」



テイムに成功し大人しくなりHP全快で復活したブラウンモンキー。小型の猿だからか非常に軽快な動きで俺の肩に乗ってきた。


種類 ブラウンモンキー Lv20 名前 ゲンキ

HP 240 MP 30 生体状態 アダルト 性別 雄

力 50 体 62 足 90 頭脳 80 精神 70

スキル 物拾い 泥棒 格闘術Lv2



ステータスを見る限り手先が器用で頭もよく物拾いというスキルでアイテムを拾ってくれるみたいだ。非常に助かる能力を持っているようで今後の活躍が期待できる。



「よろしく頼むぞ、ゲンキ」



そう言うとゲンキは良い笑顔で答えてくれたのでまだ先のある中央都市に向けた道を俺たちは再び歩み始めた。

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