未知の生き物を求めて
初投稿です。よろしくお願いいたします
「ゲットしたぞー!!」
今喜びから叫んでいるのは鴉羽 匠、彼は今フルダイブ型VRヘッドセットであるリンクギアを手にした。
「発売日にPCの画面に張り付いてて良かったよ、予約戦争に勝ったぜ。」
俺が手にしたのはリンクギアと最新MMORPGであるファンタジアとのセットパッケージである。
予約開始前から人気すぎて手にできるか心配だったが予約戦争に幸運にも勝利したのである。
「じゃあ早速セットアップするか」
アカウント登録は既に公式WEBサイトで完了済みなのでリンクギアを起動しログインしてゲームを起動するだけだ。
リンクギアを頭にセットし画面からファンタジアを選択し起動する。
ファンタジアにログインしました
ログインしたら真っ白な空間に一人ポツンと立っていた。気づいたら目の前に画面が出現して
キャラクタークリエイトが始まる。
種族はどうしようか、人間でもいいけどせっかくなら人間以外の亜人でプレイしたいと思っていたから亜人を選択した。
亜人だったら獣人やエルフ、ハーフエルフとか小人等になるけど悩み所だが、あーだこーだと悩んだ結果として職業と種族やスキル、アバターも決まったのでファンタジアの世界に降り立とうとしたら今度はチュートリアルでテイムするモンスターの種類を選択してくださいと書かれた画面が出てきた。望むモンスターが出てくるかは分からないが種類は選べるらしい
画面には鳥類や哺乳類、両生類、爬虫類、魚類、虫類と大まかに分けられているようで、この中から一つを選択する形で次に進むらしい。
「ここは爬虫類一択でしょ!爬虫類大好きだし」
爬虫類に決定し遂にファンタジアの世界の最初の町レッドに降り立った。
最初の町レッドはレンガ調の建物が並ぶ風情ある町だ。降り立った街の中央にある中央広場には俺と同じだろう初心者プレイヤーが多数い皆楽しそうに会話しているが残念ながら俺は今はボッチだがそれもすぐに解消するし問題はない,俺はチュートリアルを開始した。
チュートリアルを開始したらマーカーが出現し従って進むと街を出て
近くの森の目の前に来てしまった。どうやらここが目的地らしい。
チュートリアルの内容はレッド森林にいるフォレストモニターという
蜥蜴をテイムせよといった内容だった。蜥蜴なら大歓迎だ、かっこいいし
早速その蜥蜴であるフォレストモニターをゲットするべく森に入ろうと思ったが先にステータスの確認をすることにした。
名前 クロウ 種族 小人族 Lv1
職業 テイマー HP10 MP30
筋力 6 耐久 5 俊敏 7 知力 9 精神 6
スキル 工作Lv1 錬金術Lv1 使役Lv1 目利きLv1 水魔法Lv1
装備 赤木の杖 緑のローブ
といった感じで後方支援型のステータスとスキルでそろえた。このローブもデフォルトのシャツとのセットだが結構良いものだ。杖もシンプルな見た目で綺麗に処理された枝に魔法的作用があるだろう石がついてるだけだ。色々心配になるステータスだがチュートリアルをやりきるぞ。
ステータスの確認が済んだので森に足を進める。チュートリアルのマーカーに従い進むと20分ぐらい進んだ所でマーカーがストップ。ここにチュートリアルでゲットしなくてはいけないフォレストモニターがいるようだ。
マーカーが止まったので周りを確認しても何も見当たらない。木の上や石の上など見ても何処にもいないと思いきや。よく見たら右側にある木の上に緑と薄い赤色の蜥蜴がいた、分かりづらすぎるだろ。木の上にいるということは恐らく樹上性で警戒心が高く逃げ足が速いといった所だろう。
目標に気づかれないように慎重に近づき目標を定め。
「テイム!!」
唱えた瞬間驚いたような表情を見せるフォレストモニター。だがもう遅い
フォレストモニターの足元に魔法陣が現れ光輝いた。とっさに目を閉じてしまったが数分経って目を開けると目の前には先ほどの蜥蜴がいた。
【フォレストモニターのテイムに成功しました】
【図鑑が更新されました】
「やったぜ、さあステータスの確認をするか」
種類 フォレストモニター(パターンレス レッド) Lv6
HP30 MP40 生体状態 ヤング 性別 雌
筋力 4 耐久 5 俊敏 8 知力 6 精神 5
スキル 逃げ足Lv4 カモフラージュLv2 観察眼Lv1 風魔法Lv1
魔法持ちか嬉しい誤算だ。観察眼は目が良くなり幅広く偵察ができるスキルみたいだ。 逃げ足は足が速くなるだけでカモフラージュは森などにいる際見つかりにくくするスキルらしい。魔法もあるし補助として助けてくれるだろう。
【名前を付けてください】
名前かあ、見た目は緑のメインカラーに赤の点がある模様のない体。顔は
結構かわいい。よし決めたお前はグリーンだ。キーボードで入力する
【フォレストモニターの名前がグリーンになりました】
名前も決まったし次はギルドだなー、テイマー関連のギルドがあるらしい
から行ってみようチュートリアルは終わったし。
「行くぞグリーン。」
俺が呼ぶと肩に乗ってきた。子供なのでそれほど重くないが大きくなったら不安だなと考えながら森を後にした。
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