黙示録アプリ
今後の予定を決めた彼女たちは各自で黙示録を読むことに。
「さて、とうとう終末時代に突入してしまったわけですが、何が起こるか振り返ってみたいと思います。」
「振り返るもなにも私は知らないんだけど。」
「空から星が落ちてきて4分の1が死にます。」
「……。」
「それから月が血のような色になり海もそのようになります。」
「月が赤くなるの?」
「それから人々は宗教を統一し一人の王を立てます。そしてその王に逆らうものは虐殺されてしまうのです。」
「なんか話が飛躍しすぎじゃない?」
「でも黙示録にはそう書いてある。」
「んー」
さすがにこのライトノベルみたいな話を信じるのは、難しいな。
とはいえ、この神隠しのような現象が聖書?という本に書かれていたというのもきになるんだよなあ
「わたしたちオカルト研究会では暫くのあいだ。黙示録研究会になります。」
春香が宣言する。そういうのって部長の麗奈が決めるものじゃ……。
「そうだね」
そうなんだ、そこは良いんだ。
春香は持ち前の積極性を生かして今後の活動をどんどん決めていく。
「今日は各自で黙示録を読んでおくということで解散」
「ちょっと私聖書ないよ。」
「アプリで無料であるからそれでいいよ。」
「聖書ってアプリであるの??」
というわけで今日は解散した。