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666 the number of beast   作者: みい
2/5

人々は普段通りの生活をしているうちに、突然人の子が現れる。『マタイによる福音書』24:39

学園三大美女の春香はオカルト研究会の残念女子だった。コロナも下火になった、ある日地震が起こった。そのとき女子の悲鳴がクラスに響き渡る

コロナもピークを過ぎ俺たちの生活は平穏を取り戻しつつあった。世界では、またロシアが戦争をしようとしているようだし、問題は山積していたが私たちの住んでいる日本では平和を取り戻しつつあった。

「おはよう」

「おはよう」

彼女は幼馴染で同じ高校に通う春香だ。彼女はと同じ高校に通ている。学校でも三大美女に数えられる彼女だが意外と告白する男は少ない。ルックスは良いし性格も悪くないのだが。彼女はオカケンことオカルト研究部の部員だからというのはある。もし普通の生徒だったらモテモテだったのは間違いないだろう。

彼女は世界の終りについて普段から友達(今はだいぶ減った)や文化祭で世界の終りを予言した新聞を作っていた。

「昨日も地震あったよね。これは世界の終りの印で……」

「もうその話はいいよ、てかそんなことと言ってると奇人あつかいされるよ」

「今月の月間ムーは終末特集なんだよ。」

「私の話聞いてた?」

春香とは幼馴染だが終末思想と言い出したのは小学生低学年からだった。世界の終りを予言し続けて10年目に突入した。

中学の時のあだ名は女予言者だった。

「よっちゃんもオカルト研究会の会員じゃん。」

「あれは名前を貸しただけ、私はラクロス部だから。」

「ねえ、今度UFO探そうよ」

「私は知らん。」


やれやれ今日も春香はしつこかったな。彼女ももう少しあか抜けて、トンチきな予言なんてしなければ学年三大美女なんだけどな。

いや三大美女ではあるんだけど三大奇人にもはいってるからなあ。

わりとみんな腫物を触るように彼女に接している。

私も少し高校から距離を開けているのだけど。


一時間目は国語か


私は授業を受けながら外を眺めていた。5月というだけあって風も心地いい外は新緑が眩しい。こんな世界が滅びるわけないよ。私は、そううそぶきながら目を閉じた。

私が目を覚ましたのは、小さな揺れを感じたからだ。教室のものがカタカタと揺れる。


ああまたか


最近本当に地震が多い。

一日一回は地震がある。

教室がさらに強く揺れて女子は小さな悲鳴を上げる。割と男子たちは落ち着いているようだ。

「早く終わらないかな」

またいつもの地震だろう私はそう思っていた。

暫くすると揺れは弱くなっていき次第に収まっていった。

「きゃああああああ」

クラスを甲高い悲鳴が貫いた。

「誰??」

「田中君が急にいなくなりました。」

みながクラスの前列の田中の席を見る。そこには学ランだけ残されていて、さっきまで

座っていた田中君がいなくなっていた。一体どういうこと?保健室?

いや違う。服は席にあるままだ。裸のままどこかにいってしまった。一体どこに。

クラスが騒然としている中、春香が駆け寄る。

「私、田中君がどこに行ったか知ってるかも。」


これからも続きますブックマークお願いします。みてくださってありがとうございました。

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