「……ホント、君の人生って孤独だね」
「実家の方には顔を出さなくて良いのかい?」
廃城に転移し、いつも通り玉座の間に着いたと同時に玉座に座っていた魔王がそんなことを言い出した。
「前に話しただろ。アイツ等にとって俺は忌むべき存在でアイツ等にとって俺の存在は人生の汚点なんだ。
なんなら俺が首都の学園の寮に入ったことで縁を切って今では互いに赤の他人になってんじゃねぇかな」
「……前に聞いた時にも引っ掛かったんだけど、そこまでなのかい?サースがそう思ってるだけではなく?」
「少なくとも5年以内に一緒に居るところも一緒に寝てるところも会話をしてるところも見たこと無くてもか?」
「どう…なんだろうね、ソレは。確かに離婚していたとしても不思議は無さそうだね……」
「だからアイツ等のことは良いんだよ。向こうが今どう思ってるかは知らないけど、少なくとももう俺の中でアイツ等は身内でも何でも無いただの赤の他人だ。
だから義理立てする必要も何か話す必要も無い」
「……ホント、君の人生って孤独だね」
「俺は全然気にしてないからどうでも良いんだけどな。
そんなことより、この3ヶ月はどうするんだ?早く始めよう。アンタに鍛えられれば鍛えられるほど強くなってる実感が有る。だから早くやろう」
「なんだかな……」と呟いたあと、「じゃあ望み通り行こうか」と魔王が溢したと同時に魔王の転移で俺達は何処かへと移動した。
そして最初に視界に写ったのは蜥蜴の尻尾を生やして前身蜥蜴のような見た目の人型の集まりだった。




