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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第三章:亀裂
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 執筆時間確保の関係で今回短いです。




 街の他国の貴族とかも利用するような少しお高い料理店に入り、入ると同時にレオポルド達を見た店員によって部屋の奥に有るらしい個室へと案内された。

 顔パスで通されたってことは、ちゃんと認知されてるってことなんだろう。


 奥へと入り、2人が何か注文するのを見ながら何を頼むのか眺める。


 眺めていると、俺の様子に気付いたらしいストゥムが「サースは頼まないのか」と聞いてきた。



 「2人と違って金って力を思うように使えないほどの貧乏なんでね。あと純粋に体を鍛える上で不必要と思う物は食べないようにしてるんだよ」



 そう答えると、2人は何か困ったカオをしたものの、お茶とお茶菓子を3つ注文して「俺達からの奢りだ。食べたくなったら食べてくれ」と言った。そしてそれに対して「そうか」と返したあと、沈黙が漂う。


 向こうは俺の言葉待ちなのだろう。

 だから「注文が届いてからな」とだけ答え、指輪から魔法薬学について俺自身が整理するために書いている本を取り出して、それに毎晩やっている昼間の魔法薬学の授業を聞いての考察や俺が個人的に見つけた薬草毒草についての効能と考察も書き記していく。



 「それは?」


 「俺の書いてる魔法薬学に関する本」



 レオポルドの質問にそう答えて、注文が届くまでの間、書ききれるだけ書き込んでいく。


 少しすれば注文が届き、各々の前に注文した物が置かれる。当然のように俺の前にも置かれて、店員は配膳が終わり次第一礼して出て行った。


 それを見届け、本とペンを仕舞って。

 しっかりとレオポルドとストゥムの2人を見据える。



 「俺がどんな修行をしているか、話せる部分だけ話してやる」



 俺は話すために口を開いた。



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