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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
最終章:プロローグ
689/689

▼side After act3:『あーあ』


 『あーあ、遂にやっちゃったよ』


 『そうなる気はしてたけどさー、本当にやるとは思わないじゃん』


 『別に全部が全部悪いとは言わないし、俺の責任の部分も有るよ?』


 『でも名前を付けなかったのはこうなるってわかってたからなんだけど』


 『ホントさー、ラズマリアちゃんはやってくれたよ』


 『彼女の名前、何の因果か死の天使とか悪の創造神とかから取られてるんだよなー』


 『なんでその2つを組み合わせた名前になっちゃったかなー』


 『そんな名前を付けてしまったせいで彼女はこうならざるを得なかったんだよなー』


 『なんで双子の彼には名前を付けず、彼女にだけ名前を付けたんだか……』


 『まぁ、関係無いから良いけど』


 『にしてもマクスウェルかー』


 『たぶんマー君とか呼んでたからそこから派生して考えたんだろうけど』


 『確かに彼ほどのカリスマ性が有れば、マクスウェルの悪魔みたいに常識の非常識ならぬ異常識も成り立つよなー』


 『でも、だからこそ彼は本当の意味で魔王に成っちゃったんだけど』


 『別に僕、彼に私の後釜に成って欲しいなんて1回も考えたこと無かったんだけどなー』


 『いやまぁ、彼等の母親との世間話でそんなことを漏らしたことが有るような気はするけどさ』


 『別に天族に生まれた男全員が器な訳無いじゃん』


 『だったら今頃何人の天族がオレに成ってんだって話だよ』


 『…………………………』


 『サース、ハザード君、か……』


 『人界君が産み出した世界兵器』

 『例えラズマリアちゃんごときが干渉したところでどうこう出来るようなものではない』

 『だとしても、彼の活躍は常軌を逸してる……』


 『確かに彼の濃密な干渉は有った』

 『魔界君の道具や天界君の道具の干渉も有った』

 『だとしても到った領域が特殊過ぎる』


 『もし誰かがおれに成るのだとすれば、経緯だけで考えれば彼が1番ボクに近いことになる』


 『でも魂まで消費しきって死んだからそれはない』


 『だとしても……、』


 『もしかして天界君、俺を殺そうとした?』


 『ラズマリアちゃんのことも、人界のことも、魔界のことも』


 『もしかして、天界君だけじゃなくて人界君と魔界君も?』


 『君達が俺を殺そうとした結果起きたのが今回のこと?』


 『だとしたらとんでもなく無意味なことしたね?』

 『徒に力を浪費しただけじゃん』


 『そんなに俺が怖かった?』

 『まぁ良いけどさ』


 『でもこれだけはハッキリ伝えておくね?』

 『俺は何をしても消えないよ』

 『例え君達が消えたとしても俺だけは残る』


 『俺はそもそも君達の尺度の中に生きていないんだよ』

 『ルールが違うんだ』

 『だから君達が何をどうしようと俺は消えない』

 『やるだけ君達が意味もなく弱るだけ』


 『トランプで7並べをしてるのが君達なら、俺がやってるのはババ抜きとかブラックジャックなんだよ』


 『君達がトランプをしているのなら、俺はリバーシをしてるんだよ』

 『そのぐらい違うんだよ』


 『今後も今回みたいに無駄なことをするなら、別にそれはそれで良いけどさ』

 『あんまりやってると君達が消えちゃうよ?』

 『嫌ならもう俺のことは放っておいた方が良い』

 『俺はそこに在るだけ。そう思っていれば良いよ』


 『にしても、サース・ハザード君か……』


 『まぁ名前も名前だし、状況も状況だし、見方も見方だし、』


 『彼には歴史の犠牲者になってもらおうかな』


 『そうすれば何もかもが上手く収まりそうだからね』

 『たった1つの特異点を使い回すだけで世界が回るんだ、使わない手は無いよね』


 『悪いねサース・ハザード君』

 『僕達の安寧の犠牲になってくれたまえ』




 これにて最終章:プロローグを終わります。

 約2年間、そしてここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。


 これで本当に完結です。

 この後か後日かに活動報告の方でこの作品についてのアレやコレやを駄々漏らしにします。

 興味が有れば、私の作者ページに飛んで、そこから読んでくださると嬉しいです。


 それでは約2年間お世話になりました。

 また何処かでお会い出来たら、その時はまたよろしくお願いいたします。


 では。 by荒木空



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