表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
651/689

▼side Another act4:お酒


 魔王が判断した2年まで残り1週間という頃、サースは魔王に呼ばれ彼の私室へと移動していた。


 文字通り私室であり、謁見の間のような公的な場所ではない。正真正銘、魔王の私室である。


 実はサースも魔王の私室へは案内されたことはあったが中に入ったことはなく、イギライアすらも入ったことは無いと伝えられていた。


 そんな場所への呼び出しだったため、サースは内心かなり身構えていた。



 「来たけど、どうしたのさマー君?」



 ノックをしそう声を掛ければ、中から魔王が扉を開き、サースを中へと招き入れた。


 サースが中に入ると、中にはイギライアの姿もあり、そして何故かナディア・ガレリアの姿も在った。



 「どういう状況?」


 「サー君も人界規準ではもう成人したでしょ?だから1週間後までにお酒でも飲もうぜって」


 「…………イギライアが居るのは100歩譲って納得するよ?だってマー君の彼女なんだから。 なんでナディアが居るのさ?」


 「えっと、私が居たらダメだった?」


 「そういう話じゃなくて、時間も時間だし、本来ここに居ない筈の奴が居るからなんでかなって気になっただけ。ナディアが居ちゃダメとか、そういうことを言う気は全く無い」



 サースの言葉にナディアはあからさまに安心したように息を吐いたが、だからと言ってサースの疑問が解消されたわけではない。


 必然、その視線はまた魔王の方へと向いた。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ