表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
639/689

悲嘆の魔王


 完成した魔術と魔法陣は魔王の手によってすぐに天界とエルフの郷の両方に共有された。


 それぞれから帰ってきた魔王にそれぞれからの伝言を伝えられたんだが、片方は好戦的で、片方は反応に困るものだった。


 好戦的なのは当然というか、天界だ。

 内容は次来た時に1戦行えというもの。

 魔王に誰と戦れば良いんだと聞けば、向こうの戦りたい奴全員とか言われた。俺の中での天界及び天族が好戦的で自己中心的な奴が多いという印象がより固まったのは言うまでもない。


 対して反応に困ったのはエルフの郷だ。というかガレリアだ。

 ガレリアからの伝言は、また遊びに来てというもの。そして手紙の追伸のように、エリクサー目当てでも良いから来てねなんて伝えられれば、どう反応して良いかがわからなくなる。


 取り敢えず天界側には『圧勝してやる』と返してもらい、エルフの郷側には『追い追いな』と返してもらうことにした。

 ただ、エルフの郷側、というよりガレリアに、何故か手紙を書けと魔王に強要された。その内容もよくわからないものだったが、手紙を書くことになった経緯は伏せろと言われたため伏せて書くことになった。



 どうやら俺が気絶していた間に割と時間は経っていたらしく、いつの間にか三世界会議のエルフの郷で行われる会議には間に合わなかったというのは、魔王が次の会議はウチだよと言われたことで、その直前にそう言われてようやく気付いた。


 目覚めてすぐに完成させたことも有るが、どれだけ寝ていたか魔王に聞いた時に伏せられていたため何かおかしいと思っていたが、そういうことかとわかり、判明した日から1週間は俺が気絶しない限りずっと魔王に俺の相手をさせた。


 途中、イギライアに魔王と話したいとお願いされたが、事情を説明すると「じゃあ仕方ないですね。魔王くん、頑張ってね」なんて寂しそうで悲しそうなカオで地下から出て行った。

 それを聞いた時の魔王のカオと言ったら。あの時のあの絶望して悲嘆する魔王は今後一生見れないことだろう。ざまぁない。

 ただその後、立ち直った魔王の八つ当たりで何度か本当に死に掛けたが。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ