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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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それは福音か、それとも呪音か


 「なんだ、今の……」



 呟き、思わず魔王の方を向いた。

 そうすれば彼は手で目元を隠しながら天を仰いでた。


 ガレリアを始めとしたエルフの郷側の奴等を見る。

 こっちは俺と似たように困惑しているようだった。


 そして天界側の奴等を見る。

 魔王の母親は静かに目を瞑り、凛とした雰囲気を醸し出していた。目を瞑っているが、その様子が寝ている訳ではないことは誰が見てもわかる。

 他の天界側の奴は俺を凝視していた。ただその雰囲気から読み取れるのは畏怖、だろうか。



 「なぁ、魔王……?」


 「アレね。俺、このまま天界に居たら次のアレにならなくちゃダメなんだよ。さっき話したヤツね」


 「…………ハハッ」



 もはや、笑うしかなかった。

 確かにアレに成り代わるとか無理だとわからされたし、確かにアレに成り代わりたいとは思えない。なんだアレは。


 ただ今の魔王の説明で、本能とかそういう部分でアレがなんなのかを理解した。恐らくアレこそが所謂『神』なんだろう。

 アレには次元が違い過ぎて、挑もうという気すら起きない。


 そこまで考えた直後、刺すような痛みを頭の奥の方で感じると共に、俺は意識を失った。



 ☆   ☆   ☆   ☆   ☆



 目を覚ますと俺は魔界のベッドの上で寝ていた。

 気を失う前の記憶を呼び起こし思い出せば、いったいどういう流れで今の自分が魔界のベッドの上で寝かされているかを概ね推測が出来た。


 つまり俺が気を失ったから、会議を続けたか続けてないかに関わらず、持ち帰ってくれたのだろう。


 起き上がり周りを見てみれば、予想通り俺に用意してくれた部屋だった。

 そこで『神』が言っていたことを意識してみると、これまでの苦労や悩みがなんだったのかと言いたくなるほど簡単に件の魔法陣の作り方が頭の中に浮かんだ。


 内心、自分でこれを思い付きたかったと思いつつ、時間が無いため、早速それを魔術と魔法陣という形で確立し形にした。



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