『 』との邂逅
『で、今は?』
『おー、なんか会議みたいなことやってるのね』
『でも珍しいメンツだ』
『まぁ天界の子達は当然として……、彼とエルフの郷の子達も居るのか珍しい』
『これはなんの集まりなんだい?』
『………………』
『あー、なるほどー、ラズマリアちゃんの件かー』
『彼女やりたい放題やってるんだねバカかな?』
『つまりこの会議みたいななのは本当に会議で、ラズマリアちゃんのバカを止める為の会議ってことかな?』
『まぁそりゃまぁそうか、君達にとっては一大事だもんね』
『それで会議の内容は……、アハハ、なにこれ?バッカ過ぎない?なんでこんなこと思い付くんだ?』
『なにこれ本当に気持ち悪い!まるで答えを知ってて、それに違和感が無いように提案したみたいに答えまで真っ直ぐじゃん!キモォ!』
『でぇ?これを提案したのが……、なるほど彼がご執心のハザード君かー』
『ハザード君かー』
『彼かー、彼なー、彼はなー、でも彼だよなー』
『本当に人界君さー、どれだけのリソースをたった1人の人間に注ぎ込んだのさ?これ、ラズマリアちゃんが引き剥がしてなかったら何千年生きたかわからなかったよ?』
『あー、でも、ラズマリアちゃんはラズマリアちゃんでやり過ぎちゃったのかー。なるほどなー』
『で、その割を喰ったのがハザード君とフォルティス君と……。なるほどなー……』
『んー、これは、ちょっと、ちょーっと不味いか。死ぬにしても、死に時を見誤れば確実に人界が壊れるか。なるほどなー……』
『仕方ない。今回ばかりは干渉するかー……』
『まったく……。なんで世界が生んだ救世の為の特異点がそのままパンドラの箱みたいな状態になるんだよ』
『マジ人界君考え無さ過ぎのお子ちゃま過ぎー』
『まぁ良いや、愚痴っててもしょうがない』
『ハザード君、君の脳内に直接情報を送り込むね』
『大丈夫、安心して。情報を得る際にその消え入りそうな魂の火が一瞬完全に消えるけど、その前にちょっとサービスでここ最近減った分と情報を得る分は補填してあげるから』
『そういう訳だから、あとはみんながんばれー』
『まったく……。そりゃ起こされるよ。あんなリソースの塊が近くに来たらナマケモノでも俊敏に動くっteー』
そこで脳内に響いた声は途絶えた。




