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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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作戦の流れの共有


 「サースの案を実行する場合の具体的な話をしよう。


 まず呪いの作成はこちらがやる。呪いというのも魔界の領分だからな。

 そして天界には今の例えで挙がったような素体の作成をお願いしたい。◀▷◆▲の入った肉を用意するんじゃなくて、ただの肉だ。

 エルフの郷にはポーションの類いを作って欲しい。特に魔力回復系の。レシピはサースが創ったから彼から共有してもらってくれ。


 具体的な流れを話す。

 まず天界側が大量の肉を用意する。その肉を今サースが用意している魔法陣を使って魔界へと送る。

 送られて来た肉に、今度は魔界側が呪いを仕込む。出来次第、先程言ったサースが用意している魔法陣で人界へと送る。内容は何でも良いがどういう呪いを仕込むかは今後こうやって会議を開くことで案を出してもらい種類を増やしたいと考えてる。

 エルフの郷には両界に先程言った魔力回復系のポーションを出来次第送ってもらいたい。天界7か8、魔界に3か2の割合で送ってくれればたぶん間に合うと思う。


 こういう流れを想定しているが、何か聞きたいことは?」


 「幾つかよろしいでしょうか?」


 「ガレリア、と言ったかな?君はもう世界の王だ。俺と同等だ。だからそんな風に畏まる必要は無いよ。 それで、内容は?」


 「私と貴方様ではこれまでの実績という差がございますのでご容赦いただければと思います。


 内容ではございますが、1つはハザード君が用意しているとのことですが、具体的には何を用意されているのでしょう?先程魔法陣と仰っていましたが……」


 「一定時間毎に魔法陣内のモノを指定した先に送るという魔術だ。原理はダンジョンの転移罠らしいね」


 「……またも聞きたいことが1つ出来ましたがそれは後程ハザード君に確認しましょう……。


 2つ目はその魔法陣を実際に用意出来るのかという点です。恐らく常に転移させる人員の削減の為の魔法陣だと推察しますが、実現可能でないのであればこちらも準備をしなければなりません。そこは確定した情報をいただきたいです」


 「尤もの意見だ。サース?」


 「一定時間毎に転移させる。この部分の解決が出来たら魔法陣は完成する。するが、ソコだけが難しくて難航中だ」


 「なるほど。では完成されない場合を想定して人員の用意を進めておきます。


 最後に、そもそも本当に相手は折れるのでしょうか?」



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