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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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根本の共有


 「俺達側で出た案は"呪い"を用いることだ」


 「呪い、ですか?」


 「例えば人型の肉塊を用意して、それが傷付けられたら傷付けた奴を呪うってヤツだ。しかもその呪いの内容は全部嫌がらせの範疇に収める」


 「…………それに何の意味が有るのですか?」


 「サース」


 「そこからは俺が話す。この案出したのも俺だしな」



 代表として喋っていた魔王から合図が送られた。

 立つ必要は無いが、意識をこちらに向けさせるという理由で立ち上がる。



 「そもそもこのラズマリアの計画を邪魔しようってなった原因は、ラズマリアが転移を使って自分の良いように人界を壊してることが原因だ。要するにその気を失くさせるのを目的としてる。


 だから呪いなんだ。さっきの魔王の例えで言えば、人型の肉塊を傷付けたら傷付けた奴が1週間ケツの穴が物凄く痒くなるとか。例えば傷付けた奴の顔に1ヶ月間消えない適当なラクガキが書かれるとか。そういう自分がされたら嫌なことを詰め込み数を送る。


 ラズマリアの精神はガキだ。だから、やりたいことをやると嫌なことが起きると体験で教えてやれば良い。


 とまぁ、魔界側から出す案はこんなところだな」



 一通り話してから席に座る。

 天界側とエルフの郷側の案を聞いて思ったが、彼女達はこの嫌がらせをする事の意味を理解していないように感じた。特に天界側が。

 だから場を整理するために最初に共通事項を共有したんだが……、どうやら今のでようやく正しく計画の全容が共有出来たらしい。


 …………頼むぞ天界側?一応この計画のキモは数を送り込むアンタ達が重要だからな?



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