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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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救世のための新しい魔術の開発Ⅱ


 今回俺が提案して魔王が行うことはとにかく魔力を喰う。しかも転移させるのは恐らく俺か魔王だ。


 はっきり言って、それはかなり面倒臭い。

 恐らくこれから魔王はほとんどの時間を転移させるモノの作成に費やすだろう。そしてそれには大量の魔力が必要だろうことは想像に容易い。


 転移させる奴も俺の可能性が高い訳だが、場合によっては魔王自身がやるかもしれない。

 それに転移させるのはラズマリアの企みを妨害するためだ。転移と転移の間に僅かな隙でも生まれれば、それがまた新たな犠牲者を出す可能性が有るとは世界の代表達の言葉だ。


 それをより円滑に、より正確に行うのにヒトの手が介在しない転移方法は必要だ。だから俺がこの魔術の開発を勝手出た。

 それにこの魔術が完成すれば、天界やエルフの郷でも理論上は流用可能だ。完成すればいちいち転移の時間を気にしなくても済む。転移の時間を気にせずに済むならそれだけ自由な時間が生まれる。自由な時間が生まれれば、それだけ強くなるための時間を作れるということだ。

 だからこの魔術の開発は急務だった。



 開発は難航を極めたが、そもそも下地にダンジョンで覚えた転移の魔法陣が俺の中で知識と理論として有った。その為転移させる側の魔法陣は比較的簡単に出来上がり、雛形は1日も経たずに完成した。


 問題はやはり一定時間毎にという部分だった。


 世界を跨ぐ転移は俺の水属性で魔法陣を作れば簡単に出来上がった。そこに一定時間毎に魔法陣内のモノを転移させるという機能の確立は手掛かりすら無かった。



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