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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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三世界会議Ⅵ


 「さて、天界側はもちろんのこと、エルフの郷側も空間の歪みたる転移の渦周りの詳しい知識は有しているだろう。

 この作戦が、とても意味が有り効果的な作戦だということはわざわざ説かなくとも理解しているだろう。


 その上で両世界に問う。この作戦に賛成か、反対か」


 「エルフの郷は賛成です。反対する理由は無いですし、反対したところでこれ以上効果的な作戦はそう簡単に思い付けないでしょうから」



 魔王が選択を迫ると、エルフの郷側、つまりガレリアは即座に賛成を口にした。



 「…………」



 対して天界側、代表だろうアンガルミアと呼ばれた女はずっと閉口しており、一向に口を開こうとしない。


 決断を悩んでいるんだろうが、時間を掛ければ掛けるほど魔王が静かに荒れる。


 普段であればそう簡単に荒れることはない魔王だが、このアンガルミアという女が絡んだ時だけ魔王はより奔放になり感情もあまり隠さなくなる。

 その証拠に、時間が経つに連れて魔王の魔力が少しずつ漏れ出す。


 流石に危ない、そう思った時、思い掛けない言葉が天界側からもたらされた。



 「別に乗っても良いんじゃないでしょうか?」



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