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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
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知ってからの3ヶ月


 魔王的に禁忌扱いの魔力を増やす方法を知ってから3ヶ月が経った。


 魔王から教わった方法を試してみてわかったが、魔王の言う通りこの方法はかなり俺の命への負担が大きいことと、増える魔力量は微々たるものだった。全く増えないよりマシだが。


 例えばキラーラビットの魔石を食べたとする。人界ではSランク扱いのコイツだが、魔界では最弱の魔物だ。

 そんなキラーラビットの魔石は体感100は食べないと1しか増えない。厳密な数字がわからないため事実としてどれだけ増えたかは定かじゃないが、キラーラビットの魔石規模だと100で1増える。割に合わない。


 にも関わらず、体は取り込んだ異物に拒否反応を示して激痛と呼ぶのも生温い痛みを訴えかけて来る。

 今までとはまた違った地獄だった。


 ならばと、様々な魔物の魔石を喰えば、その魔物の強さが上がれば上がるほど肉体の拒否反応はより過酷さを増した。

 しかし、魔界基準のAランク相当の魔物の魔石を喰った時は、体の内側から力が湧き出るような、そんな活力が喰べる度に感じられた。その快感は、人によっては病み付きになるのかもしれない。快楽殺人鬼とかも殺すことに快感を覚えて、次の快感を求めるらしいから、気を付けなければ快楽殺人鬼のようにこの快楽に溺れてしまいそうだ。



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