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デート:レヴィアタンⅪ
「性欲1つでそこまで言うか」
「当たり前よ。だって貴方、自分が生物で在ることを全否定してるんだもの。
生殖機能の有る生物は食べる寝る繁殖するの3つが絶対なの。ソレ前提で生物として成り立ってるの。なのにその1つがマトモに機能していないなら人間どころか生物として見られて無くても納得よ」
「あー、わかったわかった。俺が生物として終わってるのはわかった。ならもう用事は無いな?部屋から出て行け」
「あぁー、ごめんなさい言い過ぎだったわ、だから拗ねないで!追い出そうとしないで!」
レヴィアタンを彼女の腹に腕を通して抱えて扉の方へと移動する。
必死に俺の尻を叩いて抗議してくるが、流石にこれ以上付き合うのは精神的にしんどいため、今回はこのまま退場してもらうことにしよう。
「これで終わりだ。もう自分の部屋に帰れ」
廊下へと放り投げて即座に扉を閉めて鍵を閉める。
はぁー、疲れた。
部屋着に着替えて枕を拾い、ベッドへ投げて体をベッドに放り投げる。するとすぐに睡魔が襲って来てすぐに眠ってしまった。




