表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十一章:やり残したこと
589/689

デート:レヴィアタンⅤ


 あー、嫉妬してんなー。なんて若干現実逃避気味にレヴィアタンを見つつ、どう機嫌を取るかを考える。


 そして作戦が決まると同時に門番に別れを告げ、レヴィアタンの方へと向かう。


 レヴィアタンの体はラミアだ。下半身が蛇で上半身が人族の女性。

 しかし今日は、どうやらその下半身は人族のものになっていた。

 服装もアイツの金持ちの取り巻き共が着ていたドレスのように艶やかで、でもドレスほどの豪華さは無い、確かワンピースと言ったか、そういう服装。


 明らかにおめかししましたという風貌の彼女は、俺が目の前に立つと、目を蛇の目へと変え、蛇の歯を剥き出しにして、明らかに「私は怒ってます」という様子を全身で表していた。


 取り敢えず、



 「似合ってるな、その服装」



 まずは服装を褒めた。

 すると誤差の範囲だが若干魔力の圧が落ち着いた。

 嬉しかったらしい。


 そこから散々褒めまくり、最後には「叶えられる範囲でならレヴィアタンのお願いを1つ叶える」という最終奥義を使えば、それはもう嬉しそうに満面の笑みを浮かべて腕に抱き付いてきた。



 「貴方も門番の彼も許す!さぁ、1日は長いわ、今日という貴方とアタシの記念日を楽しみましょう!」



 そう言って左腕に抱き付かれ、そのまま門を再度潜って俺達は街へと出掛けた。


 『1日は長い』、『貴方とアタシの記念日』。

 この2つの不吉な雰囲気、どうにかならないだろうか?



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ