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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十章:見切り
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VSドルドルン・ドンドルⅢ


 状況判断の為に一瞬思考に余力を割き、現状をどう打破するかを考える。



 「ブラファー!アルメガ!どっちやる?!」



 主語の抜けたその言葉に、ブラファーとアルメガは瞬時に後ろのドワーフ達の方へと向かって行った。

 つまり俺がドルドルン、ブラファー達がドワーフ達を担当するってことだ。



 「1対1だぞドルドルン」


 「…………」



 今の状態になってからのドルドルンは喋らない。

 俺の言葉が届いているのか、全く届いていないのか、それとも言葉は届いているがその上で無視をしているのか。


 殺すのか、倒すのか、無力化するのか。いずれにせよ俺が彼を打倒することは確定だ。


 ドルドルンの全ての手にそれぞれ違う武器が装備される。

 右上腕には柄が短く打面が大きいウォーハンマーが。

 右中腕には直剣が。

 右下腕には魔王に借りた書物に書かれてた金剛杵とかいう祭具とかいうヤツの三鈷杵って物が。

 左上腕にはフランキスカが。

 左中腕と下腕は彼の体全てが隠れるほどの大楯が。


 正面からの攻撃に対して明らかに絶対に殺すという意思が感じられて笑えてしまう。

 特に左右の上腕が殺意の塊だ。ウォーハンマーもフランキスカも振り下ろすという振り方の時にその真価を発揮する武器で、それを1番上の腕に持つというのは、もはや振り下ろして相手を殺すことしか考えてないと言えてむしろ称賛を送りたくなる。


 左の中腕と下腕の2本で大楯を持つというのも、絶対に攻撃を喰らわないという意思を感じられて、まるで全身鎧を相手にしている気になる。


 右中腕と下腕については、他が大振り系の武具だからこその小回り重視の物で、恐らくあの三鈷杵が本命だろう。毒でも塗られてたら堪ったもんじゃない。



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