表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十章:見切り
507/689

ドワーフ族の……Ⅱ


 「なぁ!いつまで続けるか知らないが話し良いか?!」



 あまりにも終わりが見えない混沌とした場に終止符を打つべく、ドワーフの2人の間に入り込んで2人の距離を物理的に拡げた。



 「んだテメー何モンだァ!?邪魔すんじゃねぇよ余所モンがァ!!」


 「そうだぞ毛無し!邪魔すんじゃねぇよ!」


 「言い合いしたいなら好きにしてくれて良いが、待たされる俺の身にもなってもらいたい。俺にも時間が有る。話を聞かないならこのまま帰っても良いが、どうする?」


 「おう帰れ帰れ!儂はテメーを招き入れた記憶は無ぇから文句有るなら帰れ帰れ!!」


 「…………話を聞かないならこのダンジョンを潰すことも考えてると言っても、同じこと言えるか?」



 俺がダンジョンの話題を出した途端、爺と呼ばれたドワーフの顔から表情が抜け落ちた。

 直前まで怒り一色といったカオだったのに、今では怖いほどの無表情だ。



 「おいガキ。自分が何ナマ言ってるか理解してんのか」


 「少なくとも俺はこの世界の理外の存在側の人間だ。その理外のことについて用事が有るから話を聞いてほしいと来たんだ」


 「それと儂の世界を壊すことがどう関係してる」


 「それも用件に関わってくる。話を聞いてくれる気になったか?」



 ドワーフは無表情のまま俺をしばらく見つめたあと踵を返し、「着いて来い」と言って奥へと入って行った。


 ブラファー夫妻の方を一瞥するが、まぁ放置で良いだろう。


 さて、ようやく本題だ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ