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魔王の親友は勇者の親友的立ち位置の俺  作者: 荒木空
第十章:見切り
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ドワーフ族の街


 ウリューに連れられダンジョンの奥へ。

 途中、ウリューが採掘を何度もすることで進むの事態は遅かったが、彼のツルハシの使い方はとても勉強になった。


 振り上げ、下ろす。言ってしまえばこれだけの動作なわけだが、その流れはとても綺麗で打ち付けた時のめり込みようも自分でやった時とはかなり違った。


 武器を奮うのも、体を動かすのも、基本的には全身運動が理想だ。それは採掘でも同じで、ウリューは持ち上げる時に地面からの力を頭上へと逃がすように腕を持ち上げ、その地面から伝った力をツルハシの先で炸裂させるかのように振り下ろす。その様が完成されていて、スケルトン、確かリチャードとか言ったか。奴の徒手空拳を初めて見た時のような感動を覚えた。


 ウリューのツルハシ遣いから技術を学びながら進むこと数刻、ようやく目的地へと辿り着いた。

 そこを一言で言えば地下帝国という印象だ。地下に国が在った。


 サクラ共和国の首都よりも広く見える段々畑のような地形とそこに建てられている建物。其処ら中から立ち昇る排煙。そしてその下から響いて来るだろう金属を打つ音。まさに『鍛冶職人の街』という様相だった。



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